現存の天守閣12城。国宝5城/重要文化財7城
行きたい現存天守十二城
日本には、様々な「城」が残っています。その中でも築城当時の天守閣(天守)が見れる城は、全国で12城しかありません。
木造の天守閣(天守)は、第二次世界大戦が起こるまで20城存在していました。しかし、空襲や火災などによる戦争の影響で8つの天守閣(天守)が失われ、現在は12城のみとなってしまいました。
その中で国宝に指定されている城は、「姫路城」「彦根城」「犬山城」「松本城」「松江城」の5つです。これらの城は、「国宝5城」と呼ばれています。また白鷺城(シラサギジョウ)の愛称で親しまれる姫路城は、日本の城の中で唯一世界遺産に登録されています。
天守閣(天守)の役割
天守は、元々遠くを見渡すための見張り台として設置された軍事施設でした。戦乱が収まった後の江戸時代以降は、城主の権威を誇示するための役割に変わりました。そのため天守閣には、莫大なお金をかけられて造られるようになりました。
おのおのの城主が財をかけ造った天守は、400年以上経った今でも私達を魅了し続けています。
奇跡の生還!なぜ12城だけが「現存天守」として残ったのか?
かつて日本全国にそびえ立っていた木造天守ですが、実は第二次世界大戦の空襲で失われるよりも前に、最大の危機がありました。それが、明治時代に政府から出された「廃城令(はいじょうれい)」です。
この法律により、全国の多くの城が「無用の長物」として次々と取り壊され、あるいは安値で払い下げられて解体されてしまいました。現在残っている12城は、地元の人々がお金を出し合って買い戻したり、保存運動を起こしたりしたことで、解体の危機をギリギリで免れたものばかりです。
明治の廃城令という大波を乗り越え、さらに太平洋戦争の戦火や自然災害をもくぐり抜けたこの12の天守は、まさに幾重もの「奇跡」が重なって現代に受け継がれた貴重な宝と言えます。
現存天守巡りがさらに楽しくなる!「御城印」と「日本100名城」
この貴重な現存天守12城をめぐる際、近年多くの旅行者や歴史ファンの間で大ブームとなっているのが「御城印(ごじょういん)」集めです。 御城印とは、神社仏閣の御朱印のお城バージョンのこと。各城の歴代城主の家紋などがデザインされた和紙の記念符で、現存天守12城のすべてで販売されています。
登城の記念としてコレクションする楽しさが、お城巡りのモチベーションをさらに高めてくれます。
また、12城はすべて公益財団法人日本城郭協会が選定する「日本100名城」に名を連ねており、公式スタンプラリー帳を持って全国を旅するのもおすすめです。特に親四国地方(香川、徳島、愛媛、高知)には現存天守が4つも集中しているため、効率よく名城を巡る旅行ルートとして非常に高い人気を集めています。
天守閣建築方法の紹介
築城当時の姿が見れる貴重なお城
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参照元:http://tg.tripadvisor.jp/news/graphic/existing12castletowers/
行きたい現存天守十二城
丸岡城(福井県)
- 時代:1576年(安土桃山時代)
- 立地:平山城
- 構造:望楼型
- 築城術:連郭式
- 天守構造:独立式
- 築城者:柴田勝豊
- 称号:重要文化財
松本城(長野県)
- 時代:1593年(安土桃山時代)
- 立地:平城
- 構造:望楼型
- 築城術:梯郭式+輪郭式
- 天守構造:連結式
- 築城者:石川数正、康長
- 称号:国宝、国指定史跡
弘前城(青森県)
- 時代:1611年(江戸時代)
- 立地:平山城
- 構造:層塔型
- 築城術:梯郭式
- 天守構造:独立式
- 築城者:津軽信枚
- 称号:重要文化財、国指定史跡
姫路城(兵庫県)
- 時代:1346年(室町時代)
- 立地:平山城
- 構造:望楼型
- 築城術:渦郭式
- 天守構造:連立式
- 築城者:赤松貞範、羽柴秀吉、池田輝政
- 称号:国宝、重要文化財、特別史跡、世界遺産
彦根城(滋賀県)
- 時代:1604年(江戸時代)
- 立地:平山城
- 構造:望楼型
- 築城術:連郭式
- 天守構造:複合式
- 築城者:井伊直継、直孝
- 称号:国宝、重要文化財、特別史跡
犬山城(愛知県)
- 時代:1537年(室町時代)
- 立地:平山城
- 構造:望楼型
- 築城術:連郭式
- 天守構造:複合式
- 築城者:織田信康
- 称号:国宝
丸亀城(香川県)
- 時代:1597年(安土桃山時代)
- 立地:平山城
- 構造:層塔型
- 築城術:輪郭式
- 天守構造:独立式
- 築城者:生駒親正
- 称号:重要文化財、国指定史跡
備中松山城(岡山県)
- 時代:1240年(鎌倉時代)
- 立地:山城
- 構造:望楼型
- 築城術:連郭式
- 天守構造:複合式
- 築城者:秋葉重信
- 称号:重要文化財、国指定史跡
松枝城(島根県)
- 時代:1604年(江戸時代)
- 立地:平山城
- 構造:望楼型
- 築城術:輪郭式+連郭式
- 天守構造:複合式
- 築城者:堀尾吉晴
- 称号:国宝、重要文化財、国指定史跡
高知城(高知県)
- 時代:1601年(安土桃山時代)
- 立地:平山城
- 構造:望楼型
- 築城術:梯郭式
- 天守構造:独立式
- 築城者:山内一豊
- 称号:重要文化財、国指定史跡
宇和島城(愛媛県)
- 時代:1601年(安土桃山時代)
- 立地:平山城
- 構造:層塔型
- 築城術:梯郭式
- 天守構造:独立式
- 築城者:藤堂高虎
- 称号:重要文化財、国指定史跡
松山城(愛媛県)
- 時代:1602年(安土桃山時代)
- 立地:平山城
- 構造:層塔型
- 築城術:輪郭式
- 天守構造:連立式
- 築城者:加藤嘉明
- 称号:重要文化財、国指定史跡
城の立地
- 山城:籠城戦のために山または山地の一部に築かれた城のこと。物資確保のため麓に城下町を抱える山城もある。
- 平山城:引い山や丘に築かれた城。戦闘で有利な山城のメリットと、利便性、居住性、統治力を兼ねたスタイル。
- 平城:平地に築かれた城。平城のさきがけは、豊臣秀吉による大阪城。築城技術が向上した結果、石垣や堀など防御力が強化し実現した。
構造
- 望楼型:上層部と下層部の形が違い、二重か三重目から上で急に小さくなる。関ヶ原の戦いを境に初期と後期に分かれる。
- 層塔型:下層から上層にかけてほぼ同じ形状で、規則正しく小さくなっていく、望楼型より後に生まれた築城スタイル
築城術(縄張)
- 輪郭式:本丸を囲む二の丸、二の丸を囲む三の丸、という縄張である。4方向に対して等しく防御が厚くなるが、曲輪を囲んでいく構造のために城郭の規模を大きくせざるを得ない。
- 円郭式:輪郭式の亜流で、本丸の周囲に円形、または半円形に二の丸、三の丸が配置される。
- 梯郭式:本丸を城郭の片隅に配置し、周囲の2方向、あるいは3方向を他の曲輪で囲む縄張である。
- 渦郭式:本丸を中心として二の丸、三の丸を渦巻き状に配置する縄張りである。
- 連郭式:本丸と二の丸を並列に配置する縄張である。奥行は深くなるものの、本丸の脇や背後が露出してしまい、その結果搦手などの守りが追手に比べ手薄になることもある。
- 階郭式:曲輪群を階段状に配置する形式であり、戦国時代の山城や江戸時代の初期の平山城にこの構造の城郭がある。
天守の構造
- 独立式:天守が単独で建っているもの。
- 複合式:天守に付櫓を直接接続するもの。
- 連結式:天守から渡り廊下や多聞櫓を小天守や櫓に渡したもの。
- 連立式:複数の小天守や櫓と天守を渡櫓などで環状につなげたもの。



































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