2030年には消費税15%の見通し。どこまで増えるの消費税
消費税の増税と私たちの生活
消費税率の増税は、政府の経済政策や財政政策に関連する重要な決定であり、国民の生活に大きな影響を与えるため、慎重に検討される必要があります。その上でも日本の消費税は、これから先も上がり続けられると考えられています。
ただし、消費税増税は一般消費者にとっては生活費の増加を意味します。このため、景気への影響や消費行動の変化、経済全体への影響などが懸念される一方、社会保障制度の安定的な運営を確保するためにも必要とされました。
■(直近1回目)2014年4月1日より消費税8%に増税の理由
1.高齢化社会への対応
日本は高齢化社会を迎えており、高齢者の医療や介護などの社会保障費用が増加していました。これにより、社会保障制度を維持するためには、より多くの財源が必要とされました。
2.財政健全化の必要性
長期的な経済的な安定と持続的な成長を図るため、日本の財政健全化が求められました。消費税率の引き上げは、歳出と歳入のバランスを取り、国の借金を削減するための措置とされました。
3.経済対策とインフレ対策
景気回復やインフレ抑制のために、物価の上昇を促進するためにも消費税率の引き上げが検討されました。
2014年4月1日に消費税が、8%に増税されました。その影響により損害保険料率算出機構は、2014年7月4日に自動車保険の「参考純率」を平均0.7%引き上げました。また今後、消費税増税による経費負担が増えると考えられています。
秋以降は、任意で加入する自動車保険の保険料が2%程度アップします。マイカーを持っている人は、エコカーに乗っていたとしてもさらなる出費が増えてしまいそうです。そのとき私たちの小遣いはどうなってしまうのでしょうか。
■(直近2回目)2019年10月1日より消費税10%に増税の理由
1.財政健全化と社会保障制度の拡充
日本は高齢化社会を迎えており、高齢者の医療や介護などの社会保障費用が増加しています。これらの費用を賄うためには、財源の確保が必要であり、消費税率の引き上げが検討されました。
2.国債依存の解消
過去の歳出を賄うために国債を発行してきたことから、国の借金が膨らんでいました。消費税率を引き上げることで、国債依存の削減を図り、長期的な財政健全化を目指したのです。
3.インフレ対策
消費税の増税は、物価の上昇を抑制するインフレ対策としても一定の役割を果たすことが期待されました。
今後も、消費税はさらに増税されるのか?
結論から言うと、増税の可能性は高いです。
ただし、時期や増税幅は不透明であり、社会情勢や政府の判断次第で変わります。
年 | 消費税率 |
---|---|
1989年 | 3%(導入) |
1997年 | 5%(橋本内閣) |
2014年 | 8%(安倍内閣) |
2019年 | 10%(安倍内閣) |
これを見ると、増税は約10~20年ごとに実施されている傾向があります。
今後の増税の可能性
1️⃣ 政府の財政赤字 📉
➡ 日本の国債発行額は約1,000兆円を超え、財政の持続可能性が問題視されている。
➡ 社会保障費(年金・医療・介護)が増加し、税収だけでは賄いきれない。
2️⃣ 高齢化の進行 👴
➡ 2025年には「団塊の世代」が75歳以上となり、社会保障費がさらに増加。
➡ 2040年には高齢化率が40%近くになると予測。
3️⃣ 海外と比較しても低い税率 🌍
➡ 欧州の消費税(付加価値税)
- スウェーデン:25%
- フランス:20%
- ドイツ:19%
➡ 日本はまだ10%と比較的低い水準。
増税シナリオ
💡 現時点では「15%」への引き上げが有力視されている
- 財務省の試算では、社会保障維持には15%が必要とされている。
- 一部の有識者は、最終的に20%まで上げるべきとの意見もある。
- しかし、増税は国民の反発が大きく、選挙対策などで慎重な議論が続く。
増税はいつ?
🚨 2025~2030年までの間に増税議論が本格化する可能性がある
✅ 2025年:団塊世代の後期高齢化で医療費増大
✅ 2030年:財政状況次第では15%へ引き上げの可能性
みんなの家計はどうなった?消費税増税後のお財布事情
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参照元:http://www.insweb.co.jp/research/report/zouzei-infographic.html
増税前(5%)の計画:増税に伴い、夫の小遣いを減らす予定ですか?
減らす:47.2% 減らさない46.3% まだ決めていない:6.5%
増税後(8%):増税後伴い、夫の小遣いを減らしましたか?
減らした:6.8% 減らしていない93.3%
財布もひもはどうなる?
<増税前>
締まると思う:65.9% 変わらない:32.7% 緩むと思う:1.4%
<増税後>
締まった:47.2 変わらない:51.7% 緩んだ:1.1%
どのくらい節約する
<増税前>
12,823円
<増税後>
11,469円
「8%に増税」賛成?反対?
<増税前>
賛成:13.8% やや賛成:30.7% 反対:26.1% やや反対:29.4
<増税後>
賛成:19.0% やや賛成:31.3% 反対:24.9% やや反対:24.8
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