色や形が違う餃子27種類。餃子は世界中で愛されている
食べ尽くしたい! 世界の餃子
宇都宮市の「正嗣:まさし」・浜松市の「石松」の有名店や、全国どこでも食べれる「餃子の王将」など餃子は、日本人の食文化にかかせません。
しかし、餃子の人気は日本だけでなく、世界中で愛されている食べ物だということを知っていましたか。
餃子のバリエーションは、世界各地で様々です。「餃子のバリエーションって何?」って思った方の説明すると、餃子の定義は、小麦粉の皮で具材を包んだものをいいます。そのため中に入れる具材は何でもよくて、国によって様々なんです。
姿かたちは違うけど中国で生まれた餃子は、世界のソウルフードになったといっても過言ではありません。海外へ行くことがあれば、ぜひ世界の餃子を食べてみてください。
ちなみに日本では焼き餃子が最も人気がありますが、世界では水餃子の方が人気があります。人気の理由は、油を使っていない分、1個あたりのカロリーが抑えられヘルシーだからなんでしょうかね。
プロが教える羽付き餃子の焼き方

参照元:http://tg.tripadvisor.jp/jiaozi/
世界中の餃子事情
世界中で見られる餃子風食品の起源は中国にあるとされている。現存する最古の餃子は新疆(シンキョウ)ウイグル自治区の古墳から発掘され、これは唐の時代のもの。
またさらに古い時代の遺跡からも、餃子風の食品が食べられていた痕跡が見つかっている。それがどう伝わったかは推測の域を出ないが、シルクロードを通ってユーラシア大陸へと伝わったと考えるのが一般的だ。
ただしシンプルな食品だけに多元的に発生したとも考えられ、例えばインドのサモサやイタリアのラビオリは独自に発生した可能性も高い。
世界各地の餃子紹介
<世界の餃子ヨーロッパ編>
- スペイン:エンパナーダ(揚餃子)
肉や野菜、魚などを薄皮で包みカラッと揚げる。 - イタリア:ラビオリ(水餃子)
生地に肉や野菜、チーズを産めソースを絡める。 - ドイツ:マウルタッシェン(水餃子)
肉やほうれん草を包んで茹でる南ドイツの料理。 - ポーランド:ピエロギ(水餃子)
具はひき肉の他に野菜、チーズ、フルーツなど。 - リトアニア:コルドゥーナイ(水餃子)
主にひき肉を包み、サワークリームをかける。 - ベラルーシ:カルドゥーニ(水餃子)
具はひき肉を使い、ソースに絡めて食べる。 - ロシア:ペリメニ(水餃子)
水餃子が主流だが、茹でた後に焼・揚げることも。 - ウクライナ:ヴァレーヌィク(水餃子)
肉、野菜、チーズの他フルーツを包むこともある。 - モルドバ:マンティーヤ(水餃子)
具には肉や野菜、カッテージチーズなどを入れる。 - ウクライナ:ヴァレーヌィク(水餃子)
肉、野菜、チーズの他フルーツを包むこともある。 - トルコ:マントゥ(水餃子)
指先ほどの小餃子。羊肉を包みソースをかける。
<世界の餃子南アフリカ編>
- チュニジア:ブリック(揚餃子)
具材はツナやエビ、じゃがいも。半熟卵が特徴。 - エジプト:サンブザ(揚餃子)
インドのサモサとほぼ同じ。語源はペルシャ語。
<世界の餃子北アメリカ編>
- カナダ、アメリカ:ピーロギー(水餃子)
ポーランドのピエロギが定着。焼いて食べることも。
<世界の餃子アジア編>
- 日本:餃子(水餃子)
焼き餃子が主流で、中国料理店のほか専門店も。
:ワンタン
ひき肉や野菜を薄皮で包みスープに入れて食べる。 - マンドゥ:餃子(蒸餃子)
具は肉や野菜、豆腐、キムチなど。焼・揚げも人気。 - 台湾:鉄貼(焼餃子)
蒸・水餃子が定番だが、焼餃子の鉄貼も人気。 - 中国:餃子(水餃子)
本場は北東部。厚皮で餡(アン)を包む水餃子が一般的。 - モンゴル:ボーズ(蒸餃子)
ひき肉を厚い皮で包んで蒸した包子系の餃子。
:バンシ(水餃子)
主に羊肉を包んで茹でる。野菜が入ることもある。
:ホーショール
家庭でも屋台でも食べられるモンゴルの国民食。 - ネパール:モモ(蒸餃子)
小龍包を思わせる、丸みを帯びた蒸し餃子。 - インド:サモサ(揚餃子)
肉やジャガイモなど野菜を包んで揚げたスナック。 - カザフスタン:サムサ(揚餃子)
中央アジアで見られる羊肉などを包んだ揚げ餃子。 - ウズベキスタン:マントゥイ(蒸餃子)
肉や野菜などを包み蒸したあとタレをかけて食べる。 - トルクメニスタン:ヒンカリ(水餃子)
小龍包のような形状で、肉汁と香菜がたっぷり。
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