お米を食べる国ベスト10!日本の米消費量は50年で4割減少

国民性,食品・グルメ消費量世界一,

世界の米の消費量を見たら驚いた!

世界で一番お米を食べる国は、バングラディッシュの人たちです。なんとその量は、私たち日本人の約4倍です!その消費量は、1日一人当たり473g。これは日本のコンビニのおにぎりで量をあらわすと、約10個分に相当します。

バングラディッシュの人たちは、1日3食の食事はお米を食べるのが日常的なのでしょうか。それとも、国民性的に大食いの人が多いのでしょうか。

またこの米の消費量は、あくまでも全体の平均的な量なので、個人レベルの消費量を見たら、とんでもなく食べる人がいるのは間違いなさそうです。

インフォグラフィックを見ると、お米をたくさん食べている国は、東南アジアやアフリカの国々が多いようです。

パエリアで有名なスペインやリゾットが有名なイタリアでは、1日に約15g(日本と比べて5分の1)と約14g(日本と比べて8分の1)で日本に比べて圧倒的に食べられていません。

また世界一の米生産国の中国では、チャーハンなどお米をたくさん食べていそうなイメージですが、消費量は世界で17番目でベスト10には入っていませんでした。

日本の米消費はランキング50位。1963年の1341万トンをピークに50年でコメの消費量は4割減少しています。その理由は、日本人の食生活の欧米化が進み、食卓に「和食」が並ぶ回数が減ったことが原因なのは言うまでもありません。

世界食糧危機。米の生産能力が落ちている

生産能力の低下に対処するためには、持続可能な農業プラクティスの推進、新しい技術の導入、気象条件のモニタリング、水資源の効果的な管理、土壌の改良などが必要です。

国際的な協力や政府の支援も、食料安全保障を向上させるために重要な要素です。

1.気象条件の変化

気候変動により、降水量や気温が不安定になり、農業に悪影響を及ぼすことがあります。長期の干ばつや異常気象は、収穫に悪影響を及ぼす可能性があります。

2.水資源の不足

お米は水を多く必要とする作物であり、水不足が生産に大きな影響を及ぼすことがあります。水源の減少や適切な灌漑施設の不足は、生産能力の低下につながります。

3.土壌の劣化

過度の農業活動や土壌の不適切な管理により、土壌の品質が低下することがあり、これが生産力の低下につながる可能性があります。

4.農業技術の不足

新しい農業技術や持続可能な農業プラクティスの普及が不足している場合、収穫量が増加しづらくなることがあります。

5.疫病や害虫

病気や害虫の流行は、作物の生産に悪影響を及ぼす可能性があります。これらの問題に対処するための適切な管理が必要です。

6.人口増加

世界の人口が増加するにつれて、食品需要も増えています。これに対応するために、生産能力を高める必要があります。

日本の米は世界一

世界で一番おコメを食べているのはどこの国?

インフォグラフィックから読み解く

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お米を食べる国ベスト10!日本の米消費は50年で4割減少を表すインフォグラフィック
世界で一番おコメを食べているのはどこの国?

参照元:http://tg.tripadvisor.jp/news/graphic/eatrice/

お米の消費量ランキング

国別有名米料理と年間米生産量と1日の消費量

  • 1位:バングラディッシュ:ジョブジ(野菜カレー)とバット(お米)
    1日のお米消費量473g:年間米生産量33,768t
  • 2位:ラオス:カオ・ニャオ
    1日のお米消費量445g:年間米生産量2,045t
  • 3位:カンボジア:ボッボーサイックルゥンサモット
    1日のお米消費量436g:年間米生産量5,856t
  • 4位:ベトナム:フォー
    1日のお米消費量398g:年間米生産量28,280t
  • 5位:インドネシア:ナシゴレン
    1日のお米消費量364g:年間米生産量43,849t
  • 6位:ミャンマー:モヒンガ
    1日のお米消費量345g:年間米生産量19,350t
  • 7位:フィリピン:タプシログ
    1日のお米消費量325g:年間米生産量11,128t
  • 8位:タイ:カオマンガイ
    1日のお米消費量306g:年間米生産量23,070t
  • 9位:スリランカ:ストリングホッパー
    1日のお米消費量295g:年間米生産量2,598t
  • 10位:マダガスカル:ファーリ(お米)と肉のおかず(プティケーニ)
    1日のお米消費量234g:年間米生産量4,025t
  • 15位:韓国:石焼ビビンバ
    1日のお米消費量234g:年間米生産量4,025t
  • 17位:中国:チャーハン
    1日のお米消費量219g:年間米生産量134,068t
  • 22位:インド:ビリヤニ
    1日のお米消費量196g:年間米生産量105,319t
  • 28位:キューバ:アロス・コングリ
    1日のお米消費量174g:年間米生産量378t
  • 42位:台湾:魯肉飯(るーろーはん)
    1日のお米消費量132g:年間米生産量1,111t
  • 50位:日本:おにぎり
    1日のお米消費量119g:年間米生産量5,714t

あのおコメ料理の国はおコメ好き?

パエリヤといえば日本字にも馴染み深い料理ですが、本家スペインのおコメの消費量は1日26gと日本のおよそ5分の1。リゾットが有名なイタリアに至っては14gとごくわずかです。

ちなみにアメリカの消費量は1日21g。ハワイではロコモコなどおコメを使った料理があり主食として食べられているイメージがありますが、アメリカは広し。消費量はかなり地域差があるようです。

ところで、ピラフの発祥はトルコだってご存知でしたか?トルコの消費量は1日27g。主食というより、主に付け合せとして食べられているようです。

Posted by webclim1109