クラフトビールと地ビールの違いは？酒造法改定で酒の種類増える

2022-04-04観光・旅行,食品・グルメビール

1. 今後クラフトビールなどの酒の種類が増える！
2. クラフトビールの種類と味の特徴
3. 日本のクラフトビールの"今"
4. 日本とロサンゼルスの人気地ビールを比較！

今後クラフトビールなどの酒の種類が増える！

酒税ルール改定

日本の地ビールは、1994年4月に酒税法改正により、これまでビールの年間最低製造量2,000キロリットルだったのが、60キロリットルにまで引き下げられました。

仮に作ったビールが全部消費されると考えた場合、2,000キロリットルだと一杯のビールを350ccだと考えると、年間で5,714杯になります。一ヵ月あたり476杯になり、20営業日稼働で一日あたり24杯の売上でした。

しかし、それが同じ計算で年間171杯、一ヵ月あたり約15杯、一日あたり1杯以下で作ることが許されるようになりました。

もしかして毎日ビールを飲む家庭では、「自宅でビールを作る（＝自家醸造する）ことができるのでは？」と思った方もいるかもしれませんが、醸造許可を得ればそれは可能です。

ただし日本では、醸造許可が必要です。個人がアルコール度数1％以上のお酒を自家醸造することは法律で禁じられています。罰則は「10年以下の懲役又は100万円以下の罰金」と高い代償になるので無許可では辞めましょう。

本気で考えている方は、お酒についての法律「酒税法」を確認いただき、検討ください。

１．酒類には、この法律により、酒税を課する。(第１条)
２．この法律において「酒類」とは、アルコール分一度以上の飲料（薄めてアルコール分一度以上の飲料とすることができるもの又は溶解してアルコール分一度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含む。）をいう。(第２条)
７．酒類を製造しようとする者は、政令で定める手続により、製造しようとする酒類の品目（別に、製造場ごとに、その製造場の所在地の所轄税務署長の免許（以下「製造免許」という。）を受けなければならない。ただし、酒類の製造免許を受けた者が、その製造免許を受けた製造場において当該酒類の原料とするため製造する酒類については、この限りでない。(第７条-１)
引用元:酒税法

ユニークな新しいビール誕生

1994年から個性あふれるビールの少量生産が全国各地に広がり、ご当地ビール（地ビール）が数多く誕生してきています。また各地で小さな醸造所が生まれて、クラフトビールも誕生しています。

突然ですが、「クラフトビール」と「地ビール」の違いを知っていますか。

両者にビールの製法方法や基準などの明確な定義はありません。違いがあるとすれば、クラフトビールと地ビールの由来なのかもしれません。

名前	由来
クラフトビール（craft beer）	職人精神を持つ人たちがビールにこだわりを持ち、醸造したビール
地ビール ※ローカルビール（local beer）	その土地から生まれ、根付いたビール

「クラフトビール」と「地ビール」の違い