マイクロソフトの刺客Edge(エッジ)。WEBブラウザ戦国時代に突入
ウェブブラウザの推移
数年前までは、Internet Explorerが世界のブラウザシェアを独占していましたが、今となっては見る影もありません。
現在は、マイナーなものからメジャーなものを合わせると、世界で20種類以上ものWEBブラウザが存在しています。しかし、私たちの住む日本で使われているWEBブラウザは、下記4つの大手ソフト会社が9割近いシェアを持っています。
- Microsoft:Internet Explorer(IE)
- mozilla:Firefox(ファイヤーフォックス)
- Google:Chrome(クローム)
- Apple:Safari(サファリ)
※ブラウザとは、簡単に言うとインターネット上のウェブページの情報を画面上に表示するための閲覧ソフトです
WEBブラウザに求めるもの
- 動作が軽い
- セキュリティ面
- 高速なページ表示
- 拡張機能の充実
- 使い方がわかりやすい
- 好みのデザインに変更できる
- その他
今、注目のブラウザ「Edge」
Edge(エッジ)とは、Windows10のOSから新しく標準搭載されるようになったMicrosoftのWEBブラウザです。現在のChromeとFirefoxの二強時代に待ったをかけようとしている注目のブラウザです。
Edgeを使ってまず最初に思うことは、とにかく早いです。速さでは、現状No.1との呼び声が高いです。そして、メモリーへの負荷も低いのが魅力の一つです。それに加え他のブラウザにない独自機能も備わっています。
- ユニバーサル Windows プラットフォームアプリ
PC、タブレット、スマートフォンなど、Windoes10を搭載するすべてのマシンで同じ様な動作が可能になります。 - Cortana(コルタナ)の統合
「コルタナ」というAIと連携することができます。 - Webページへの書き込み
Webページに直接書き込みしたり、その画像をOneDrive などに保存、共有できるようになります。 - リーディングモード
内容に関係ない画像を取り除き、記事部分に特化したページに整えてくれます。
進化するネット社会
日本でインターネットが一般的に普及したのは、光ファイバーやADSLによる高速な常時接続が始まった2001年だと言われています。現代を生きる私たちは、それからわずか15年足らずの間に仕事・遊び・恋愛など何をするにもインターネットが手放せなくなっています。
今後インターネットは、IoT(物とインターネットの繋がり)・VR(ヴァーチャル・リアリティ)・AR(拡張現実)・AI(人工知能)などの技術が進むことで、人類が今まで体験したことなないスピードで進化を遂げて行くとなると予想されています。
PCのウェブブラウザは何を使っていますか?
参照元:http://www.businessinsider.com/web-browser-popularity-since-2008-2016-7
ウェブブラウザの推移
2008年
- Internet Explorer:世界の9割以上を制する。
- Firefox:ドイツ・ポーランド・モンゴル・フィンランド等のごく一部の国でシェア持つ。
- Opera:無し
- Chrome:無し
2009年
- Internet Explorer:ロシア周辺をOperaに奪われるが、まだ世界の7割以上でシェア持つ。
- Firefox:アフリカ大陸のカメルーンやドイツ周辺の国でも使用されシェアを伸ばす。
- Opera:ロシアを中心に周辺国でもシェアを奪う。
- Chrome:無し
2010年
- Internet Explorer:世界7割以上のシェアを保つが、少しずつシェアを奪われ始める
- Firefox:Operaのシャアを奪い、世界2位のブラウザとなる。
- Opera:Firefoxにシェアを奪われ、カザフスタン・ベラルーシ・ウクライナのごく一部に減少する。
- Chrome:無し
2011年
- Internet Explorer:まだ世界の半数以上のシェアを保つ。
- Firefox:順調にシャアを伸ばし、インドやアフリカ大陸でも使用される
- Opera:シェア減少し、カザフスタン・ベラルーシのごく一部の国で使用される。
- Chrome:アルゼンチン・チリ・パキスタンなどの国でInternet Explorerからシェアを奪う。
2012年
- Internet Explorer:Chrome・Firefoxに押され、シェアを奪われるが大国アメリカや中国のシェアは譲らず。
- Firefox:ヨーロッパや中東のシェアをChromeに奪われるが、アフリカ大陸のほとんどのシェアを獲得。
- Opera:シェア減少は止まらず、ベラルーシ等ごく一部のシェアに留まる。
- Chrome:南米・東ヨーロッパ・インドなど飛ぶ鳥を落と勢いでシェアを拡大。
2013年
- Internet Explorer:Chromeにアメリカ大陸・オセアニアも奪われ大幅にシェアを減少。
- Firefox:アフリカ大陸の一角をChromeに奪われシェア減少。
- Opera:遂にシェアTOP国が無くなる。
- Chrome:勢いは止まらず、世界の2/3のシェアを奪う。
2014年
- Internet Explorer:グリーンランド・イランのシェアを奪い返す。
- Firefox:Chromeにシェアを奪われさらに減少傾向。
- Safari:グリーンランドのシェアをInternet Explorerに奪われる。
- Chrome:アフリカ大陸のシェア着実に伸ばし、世界制覇目前。
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