世界(196ヵ国)の公用語は英語、最も利用が多いのは中国語?
世界中で利用されている言葉は定義によって変わる?
世界の国の数は、2022年4月現在で196ヵ国です。この国数は、外務省のホームページでも記載されていて、日本が承認している国の数である195か国に日本を加えた数です。
それらの世界の国々では同じ言語が枝分かれしたものから、独自の歴史を持つものまで合わせて7,000以上の言語があります。196ヵ国で7,000種類の言語だと、単純計算で1ヵ国で35種類ある計算になります。
ちなみに日本の言語の数は15種類です。
その内訳は日本語、アイヌ語、喜界語、北奄美大島語、南奄美大島語、徳之島語、沖永良部語、与論語、国頭語、中央沖縄語、宮古語、八重山語、与那国語、朝鮮語(韓国語)、日本手話になります。
私は世界中で最も利用されている言葉は英語だとばかり思っていましたが、実は中国語だということを知って驚きました。しかし、これはとらえ方によって違います。
それは7,000種類の言語を一つひとつ正確に区別した場合と、日本語が持つ15種類の言語を一つとしてみた場合で比較した場合で変わります。
言語を一つひとつの区別した場合(上記の前者)では、最も多く利用されている言語は英語になりますが、そうでない場合(上記の後者)は中国語になります。
言語ランキングベスト3
- 英語(11億3200万人)
- 中国語・官話(11億人1700万人)
- ヒンディー語(6億1500万人)
※ちなみに「日本語」は約1億2800万人でランキング13位
参照元:https://word.tips/100-most-spoken-languages/
今回紹介するインフォグラフィックを見てみると8億8500万人に通じる中国語(北京語・標準語)は、3ヵ国でしか公用語とされていません。一方4億人に通じる英語は、60ヵ国で公用語とされています。
どちらの言葉がより多くの国の人とコミュニケーションがとりやすいかを考えると英語になりますが、より多くの人とコミュニケーションをとれるかを考えた場合は、中国語になります。
もし今後ビジネスなどでユーザーへメッセ―ジを送りたいと考えた場合は、「多くの国へ送る英語のか、中国という数を絞っての中国を選ぶのか」によって、戦略が全く変わってきます。
どちらの言語をを選んでコミュニケーションをとるかは、ビジネスが広がりそうな性質によって2択を選択するのが良さそうです。
中国語 入門講座(初級) – 基本フレーズ70
参照元:http://tg.tripadvisor.jp/languages/
最も話されている言語ベスト20
公用語
国などが公式の場で使用するよう定めた言語。一つの国で複数の公用語を認めているところや、特定の地方で国と異なる公用語や複数の公用語を認めているところもある。
母語
母語とは子どものころから自然に習得し、その人が最も親しみ得意とする言語。公用語とは異なる少数言語が歩t語として使用されること少なくない。英語ではmothe tongue。
世界で最も話されている言語ランキング
- 中国語(北京語・標準語):母語人口 約8億8500万人:公用語とする国は3ヶ国
- 英語:母語人口 約4億人:公用語とする国は60ヶ国
- スペイン語:母語人口 約1億6500万人:公用語とする国は21ヶ国
- ヒンディー語:母語人口 約2億3600万人:公用語とする国は2ヶ国
- アラビア語:母語人口 約2億人:公用語とする国は27ヶ国
- ポルトガル:母語人口 約1億7500万人:公用語とする国は9ヶ国
- ロシア語:母語人口 約1億7000万人:公用語とする国は6ヶ国
- ベンガル語:母語人口 約1億6800万人人:公用語とする国は2ヶ国
- 日本語:母語人口 約1億2500人:公用語とする国は2ヶ国
※パラオ共和国のアンガウル州では、日本語は公用語として利用されている。 - ドイツ語:母語人口 約1億人:公用語とする国は9ヶ国
- 中国語(呉語):母語人口 約9100万人:公用語とする国は1ヶ国
- ジャワ語:母語人口 約7500万人:公用語とする国は2ヶ国
- 韓国語:母語人口 約7500万人:公用語とする国は2ヶ国
- パンジャブ語:母語人口 約7300万人:公用語とする国は2ヶ国
- テルグ語:母語人口 約7300万人:公用語とする国は1ヶ国
- フランス語:母語人口 約7200万人:公用語とする国は39ヶ国
- マラーティー語:母語人口 約6500万人:公用語とする国は1ヶ国
- タミル語:母語人口 約6500万人:公用語とする国は3ヶ国
- イタリア語:母語人口 約5700万人:公用語とする国は1ヶ国
- 中国語(広東語):母語人口 約5500万人:公用語とする国は1ヶ国
インドのコトバ
豊かな歴史と文化を持つインドには、パンジャブ語やヒンディー語、ベンガル語、マラティー語、テルグ語、タミル語などのさまざまな言語が存在しています。
一般に公用語とされるのはヒンディー語ですが、州によって独自の公用語を制定するなど、22の公的な言語があります。
多彩な現地言語の壁をなくすために、政府行政機関や学校、ビジネスにおいては英語が準公用語としてして採用され、実用的なコミュニケーション手段として使われています。
<インドに関する言葉のトリビア>
- インドには122もの言語がある
- インドには900もの方言がある
- インドには22もの公用語がある
- インドには216もの母語がある
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