カメラの歴史を時系列で見る。時代と共に変化するフォルム(形状)
カメラの歴史を時系列で振り返る
携帯電話の機能として今や欠かすことのできないカメラですが、昔は考えられないほど大きさでした。カメラが開発されたばかりの初期(1835~1862年)のサイズは、手持ちで撮影することできないくらい大きなものでした。
1885年頃から手持ちできるほど小さなカメラになり、その後さらにカメラの軽量化が進みます。
そして、世界で初めてデジタルカメラが紹介されたのが、1988年のドイツの展示会です。開発したのは、私たち日本の会社の富士フイルムです。2000年に入ると、デジタルカメラは徐々に普及していきました。
2008年にiPhoneが日本に上陸し、同時にスマートフォンがスゴイ速さで普及していきます。このスマートフォンの普及で、デジタルカメラからスマホのカメラへシフトしていきました。
日本のカメラでは1949年に「キャンノンII B(2B)型」、1959年にニコンF(ニコンエフ)、1959年にOLYMPUS PEN(オリンパスペン)のフィルムカメラなどが紹介されています。
海外のカメラでは、1925年のLeica(ライカ)、1937年のMinox(ミノックス)のドイツメーカーや1938年のKodak(コダック)のアメリカメーカーが紹介されています。
また1972年当時絶大な人気を誇った、通称「アラジン」と言われたポラロイド社の「ポラロイドXS70」もあります。
私達の一瞬を記録して思い出にしてくれるカメラは、もはや現代人の必需品です。これからもカメラの進化を見守っていきたいです。
Z世代が昔のデジカメに今惹かれる理由
1.ノスタルジアとヴィンテージの魅力
昔のデジカメはレトロな外見や使い方があり、それがZ世代にノスタルジックな魅力を提供します。ヴィンテージやレトロなアイテムへの関心は、ファッションや音楽の分野でも見られるトレンドで、カメラも例外ではありません。
2.独特の画質とエフェクト
昔のデジタルカメラは、現代のカメラとは異なる独特の画質やエフェクトを持っています。その温かみのある色合いや、予測不可能なエフェクトが、デジタル時代の完璧さから離れた独自の美学を提供します。
3.デジタルデトックス
スマートフォンや最新のデジタル機器に常に囲まれて育ったZ世代にとって、昔のデジカメを使うことは、テクノロジーからの一時的な逃避となることがあります。これにより、より意識的で集中した写真撮影体験が可能になります。
4.写真撮影の再発見
昔のデジカメを使うことで、写真撮影のプロセスを遅くし、より意図的にすることが強制されます。これは、即時性と大量生産の現代の写真文化とは対照的な体験を提供し、写真撮影のアートへの新たなアプローチをZ世代に提供します。
5.環境意識
リサイクルや再利用に関する意識が高まる中、昔のデジカメを使うことは、持続可能な選択としても魅力的です。新たに資源を消費することなく、既存の製品を最大限に活用することは、環境に対する責任感を示す方法の一つです。
6.アイデンティティと個性の表現
昔のデジカメを選ぶことは、個性や独自のスタイルを表現する手段となり得ます。同世代の人々と差別化を図り、自分自身のアイデンティティを確立する方法として、特定のカメラや撮影スタイルを選ぶことがあります。
これらの若者がデジカメに惹かれる理由は、Z世代が昔のデジカメに今惹かれる複雑な背景を示しています。技術的な進歩だけでなく、文化的、社会的要因もその魅力に大きく寄与しています。
白黒写真をカラー化するプロジェクト
時系列で見るカメラの進化
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参照元:http://visual.ly/short-history-photographic-camera
- 1925年:Leica(ライカ)
- 1937年:Minox(ミ ノックス)
- 1938年:Kodak(コダック)
- 1949年:キャンノンII B(2B)型
- 1959年:ニコンF(ニコンエフ)
- 1959年:OLYMPUS PEN(オリンパスペン)
- 1972年:ポラロイド社 ポラロイドXS70
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