今後もインバウンドマーケが主流。衰退するアウトバウンドマーケ
インバウンドマーケティングの夜明け
インバウンドマーケティングはプル型で、押し付けるのではなく、惹きつける手法です(受け手の意思で選択)。
一方アウトバウンドマーケティングはプッシュ型で、強制的に情報を送る手法です(受け手の意思に無関係)。前者はブログ、SNS、SEO等で、後者はテレビCM、メルマガ、LINEメッセージ等です。
少し前はプッシュ型のアウトバウンドマーケティングでユーザーを囲い、企業が顧客コントロールしていました。しかし今の時代は、顧客が企業をコントロールする時代になり、インバウンドマーケティングが主要なマーケティング手法になっています。
近年では「動画マーケティング」が有効だとささやかれています。動画マーケティングは、Webサイトでユーザーに届けたい情報を「動画コンテンツ」にするマーケティング手法です。
今まではテキストや画像でWebコンテンツを作成することが主流でしたが、誰でも簡単に動画を作成・配信できるようになり、「動画」という手段でもユーザーにメッセージを届けることが可能になってきました。
6秒動画の「Vine」何か有名ですが、今後はInstagramよりもメジャーになってくるかもしれません。
インバウンドマーケティングとは?

参照元:http://bazubu.com/5infograpics-1053.html
インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングの比較
インターネットを頻繁に利用する人が増えるに従って、インターネットマーケティングは進化を続けている。そして、今、従来の古いタイプのアウトバウンドマーケティングは通用しなくなった。今は、人々い価値を提供することを主眼とした新しいタイプのインバウンドマーケティングが主流になりつつあるのだ。
インバウンドマーケター
新しいマーケティングとは、人々に購買活動を求めるのではなく、人々の関心を集めることを目的としたマーケティング戦略だ。
- 双方向のコミュニケーション
- 顧客があなたを発見する(検索エンジン、ソーシャルメディア、紹介)
- マーケターは価値を提供する
- マーケターは人を楽しませたり、教えたりする
アウトバウンドマーケター
古いマーケティングとは、人々に商品や、サービスを売り込むことだけを目的としているすべての戦略のことだ。
- 一方通行のコミュニケーション
- 顧客はこちらから探す(TV、ラジオ、バナー、広告、コールドコール)
- マーケターは価値をほとんど提供しない
- マーケターは人を楽しませたり、教えようとしない
アウトバンウンドマーケティングの衰退
アウトバウンドマーケティングの衰退は、近年の顧客行動の変化を表している。人々は、自分で欲しい情報を選べるようになっているのだ。インバウンドマーケティングでは、企業が顧客をコントルールするのではなく、顧客が企業をコントロールする。
- 2億人のアメリカ人は、電話番号をFTCの「電話禁止」リストに登録している
- Eメールユーザーの91%は、一度登録したメールマガジンを解除した経験がある
- 25~34歳の84%は、不必要で邪魔な広告のせいで、以前はよく使っていたサイトに訪れなくなっている
- 86%の人々は、テレビコマーシャルをスキップする
- 44%のダイレクトメールは、開封されていない
インバンウンドマーケティングとは何か?
ソーシャルメディアによって、インバウンドマーケティングの戦略は、「顧客から見つけてもらう」ものに変化した。一方アウトバウンドマーケティングは、人々に物をかうようにお願いしたり、邪魔をしたりしている。
もっとも効果的なインバウンドマーケティング戦略は、コンテンツマーケティングとソーシャルメディアマーケティングを含む。コンテンツマーケティングとは、ホワイトペーパー、EBOOK、ポッドキャスト、ブログ/動画ログ、インフォグラフィックなど。面白くて、便利で、役に立つコンテンツと、ソーシャルメディアが組み合わされば、その効果は飛躍的に伸びる。
コンテンツがTwitterやFacebookなどのネットワークを通してシェアされて、ソーシャルブックマーキングサイトにも掲載されると、コンテンツはバイラルに広がっていく。結果、数多くのアクセスが集まる。
そのコンテンツは、多くのサイトにリンクされることになる。そして、あなたのブログやサイトに多くの日リンクが集まる。これらの、被リンクによって、検索エンジンの順位が上昇していく。
検索エンジンの順位が上がると、そのコンテンツには継続的にアクセスが集まるようになる。同時に見込み客と売上も、継続的に増えていく。
- 61%のマーケターは、インバウンドマーケティングに、さらに投資することを決めている
- 企業が、ブログやソーシャルメディアにかける予算は、過去2年間で2倍になった
- Facebookやソーシャルメディアが、「必要不可欠」、または「重要だ」と答えた人は、83%にのぼる
- 2/3のマーケターは、ブログは、「必要不可欠」または「重要だ」と答えている
- B2C企業の67%と、B2C企業の41%は、Facebookを通して顧客を獲得している
- 57%のビジネスは、ブログを通して顧客を獲得しており、42%のビジネスは、Twitterを通して顧客を獲得している
⇒アンケートに答えた会社は、このトレンドを深く理解していて、インバウンドマーケティングへの予算を調整している
インバウンドマーケティングが成長している理由は、高いROIにある
- インバウンドマーケティングは、従来のアウトバウンドマーケティングと比べては、62%も、コストが安い
- インバウンドマーケティングは、見込み客の獲得だけではなく、売上の増加に直結する
ブログ:57% Linkedln:57% Facebook:48% Twitter:42% - 4つのインバウンドマーケティングツールのうち3つは、アウトバウンドマーケティングツールより低コストで運用できる
※一人当たりの見込み客獲得費用の比較 - アウトバウンドマーケティングはコストがかかる
※平均的にな顧客獲得コストよりも、費用が多くかかっている
インターネット上で、会社おブランドや商品、サービスを見つける方法、買う方法、売る方法が変革し続けており、インターネットマーケティングの基本は、大きく変化している。邪魔な広告や売込みばかりのマーケティング手法は、廃れつつある。
インバウンドマーケティングは、人々に価値を提供、顧客の忠誠心を高める方法だ。
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