LGBT人口とレインボーの意味。旗が8色から6色になった理由

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LGBTの割合。プライド・パレードは1969年アメリカから

LGBTとは女性同性愛者(Lesbian)、男性同性愛者(Gay)、両性愛者(Bisexual)、身体的性と自認する性が一致しない性同一性障害(Transgender)の頭文字をとった総称です。

LGBTの人口は、カリフォルニア大学ウィリアム研究所によると人口の4%~10%だと推定されています。2016年の人口は推定74億人なので、LGBTの人たちは3億~7億人ぐらい存在することになります。

人口の8%~10%が左利きだと言われているので、同じぐらいの人口がいると考えていいかもしれません。

レインボーフラッグが8色から6色になった理由

レインボーフラッグは、1978年6月25日にサンフランシスコで、ゲイの権利を主張する運動のデモの旗づくりを任されたギルバート・ベーカーさんから生まれました。

そのデザインは「すべての色を含み多様性を表す虹」と「星条旗の横しま」からインスピレーションを受けたようです。

最初の1枚目は、仲間と集まって自然の染料で一色ずつ染め、手で縫い上げた旗は8色でした。しかし運動が広がったことで、大量の旗が必要になる事態になり、技術的な問題から旗の色は、6色に変更されました。※無くなった色は、ピンクとターコイズ。

8色で構成されたこの旗の色にそれぞれの意味

  • ピンク:セクシャリティ
  • 赤:生命
  • 橙:癒し
  • 黄:太陽
  • 緑:自然
  • ターコイズ:魔術・芸術
  • 藍:平穏・調和
  • 紫:精神

LGBTに関するトリビア

LGBTQ+に関する知識や歴史は、多様性の理解を深めるきっかけになります。社会的な認知が進む中、今後さらなるサポートや共感が広がることが期待されています!

1. 最初の同性婚

  • 世界で初めて同性婚が合法化されたのは2001年のオランダです。
    • 初めての結婚式はアムステルダム市庁舎で行われ、4組の同性カップルが式を挙げました。

2. 日本とLGBTの歴史

  • 日本では、古代から「同性愛」が珍しいものとされていませんでした。
    • 特に武士階級では、年長の武士と若い弟子の間の関係(衆道)が精神的・教育的な結びつきとして認められていました。
    • 江戸時代には「歌舞伎」や「浮世絵」にも同性愛を描いた作品が見られます。

3. 世界最大のプライドイベント

  • 世界最大のLGBTプライドパレードは、ブラジルのサンパウロで開催されるサンパウロプライドです。
    • 毎年300万人以上が参加し、巨大なカーニバルのようなイベントとして知られています。

4. LGBTQ+を象徴する動物

  • ユニコーン:多様性や幻想的な魅力を象徴する存在としてLGBTQ+コミュニティに愛されています。
  • ペンギン:一部のペンギンのカップルが同性で子育てをすることが確認され、LGBTQ+のシンボルとして取り上げられることがあります。

5. 映画やメディアの影響

  • 映画『ブロークバック・マウンテン』(2005年)は、同性愛をテーマにした作品として広く注目され、LGBTQ+に対する社会的意識を大きく向上させました。
  • 日本では『彼の愛した記憶』や『桐島部活やめるってよ』などがLGBTQ+に関連する作品として知られています。

6. LGBTの象徴の日「ストーンウォールの反乱」

  • 毎年6月に行われるプライドマーチは、1969年にニューヨークのストーンウォール・インで起きた警察による弾圧に対する抗議運動を記念したものです。
    • この反乱は、LGBTQ+の権利運動が広がるきっかけとなりました。

7. 性的指向に関するユニークな例

  • 一部の研究によると、イルカやライオンなどの動物界にも同性愛行動が観察されています。
    • これにより「同性愛は自然界でも一般的な現象」という認識が広まっています。

8. 世界各国の状況

  • 同性婚が合法化されている国:2024年時点で30カ国以上。
  • 厳しい状況の国:一部の国では同性関係が違法とされ、刑罰や社会的差別が存在しています。

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LGBTトラベル

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インフォグラフィック:LGBT人口数とレインボーの意味。旗が8色から6色になった理由
LGBTトラベル

参照元:http://tg.tripadvisor.jp/lgbttravel/

記念すべき100回目のTRIPGRAPHICSでは、旅の多様性を願って、LGBTフレンドリーな国をヒートマップで紹介。誰もが等しいしく楽しめるたびを応援します。

ユーロブライド動員数は100万人

欧州最大のLGBTの祭典。100万人以上もの参加者を誇り、LGBTへの理解を求める大規模なパレードが開催されます。大企業や著名人がサポートすることからも、注目されるプライド・パレードです。

同性婚が認められる国は18ヶ国

2001年にオランダで初めて同性婚が法律で認められ、現在18ヶ国で同性婚が認められて、現在18ヶ国で同性婚が認められています。なかでもカナダは、外国人であっても政府より公式の結婚証明書が発行されるため、日本人をはじめ世界から多くの同棲カップルが挙式に訪れます。

日本の推定LGBT人口は635万人

日本のLGBT人口は人口の5%(635万人)と推定されています。LGBT市場の規模は約5兆7000億円と調査結果もあり、企業も無視できないマーケットになっているようです。

世界初のプライド・パレードは1969年6月

LGBTへの理解、権利向上を求めるために世界各国で開催されるプライド・パレード。1965年6月28日ニューヨークのゲイバーに入った警察の弾圧的な捜査に抗議した暴動と、その1年後に開催されたデモ行進が始まりです。今でもこの6月を中心に世界各国でプライド・パレードが開催されます。

プライド・パレードカレンダー

▼マドリード・オルグージョ:スペイン

ヨーロッパ最大規模のLGBTパレードで、5日間にわたり150万人以上の参加者が集う。

▼プライド・イン・ロンドン:イギリス

こちらもヨーロッパ最大級。大企業のスポンサーがついた派手なパレードが見もの

▼パリ・ゲイ・プライド:フランス

モンバルナス駅前から革命のシンボル。バスティーユ広場へ華やかなパレードが続く。

▼アムステルダム・ゲイ・プライド:オランダ

1週間にわたって開催され、運河を行くカナルパレードが見もの。50万人の観衆が集まる。

▼CSDベルリン:ドイツ

市長自身、ゲイであることを公表しているベルリンのパレード。100万人近い観衆を集める。

▼ストックホルム・プライド:スウェーデン

北米最大のゲイパレード。4万人が参加し、50万人の観衆が集まる。

▼ユーロプライド

欧州最大のプライド・パレード。2015年はラトビア共和国のリガで開催。

▼東京レインボープライド:日本

東京・代々木公園で開催されるパレード&フェスティバル。パレードには約3000人が参加する。

▼シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディグラ:オーストラリア

オーストリア最大のLGBTパレードで、1万人以上の参加者を誇る。

▼サンフランシスコ・プライド:アメリカ

1970年から続く歴史あるプライド・パレードの一つ。国際LGBT映画祭も開催される。

▼ロサンゼルス・プライド:アメリカ

1970年から続く歴史あるプライド・パレードの一つ。40万人以上もの観衆が集まる。

▼プライド・トロント:カナダ

120万人の観衆が集う、カナダ最大のプライド・パレード。コンサートやイベントも多数。

▼ニューヨークシティ・プライド:アメリカ

レディ・ガガが参加したことでも知られている、1万3000人もの参加者があるパレードが見もの。

Posted by webclim1109