世界各国のステレオタイプ。固定観念はいつ消える?
国が持つイメージ(=ステレオタイプ)は消えない!?
各国の国民性を「走る人」で描いたインフォグラフィックが、シュールな感じがしておもしろいです。
私たち日本人が持つ日本のイメージは「富士山」 や「侍」、「芸者」や「忍者」、「相撲」や「アニメ」などいろいろなものありますが、「ゴジラ」がテレオタイプに選ばれています。
海外では、多くの方が「日本=ゴジラ」と思われていることのあらわれでしょうか。
同じようにアメリカのイメージを私たち日本人が想像すると、「野球」や「食べ物がビッグサイズ」、「体が大きい」などが浮かびますが、アメリカ人たちは自国をどんな風に思っているのでしょうか。
ステレオタイプとは
判で押したように多くの人に浸透している先入観、思い込み、認識、固定観念やレッテル、偏見、差別などの類型・紋切型の観念。
固定観念を消す5つの方法
固定観念を消すためには、自己認識と反省、多様な視点を持つこと、教育と学習、自己疑問、そして行動の変化が効果的です。これらの方法を実践することで、今の時代に合った柔軟な新しい思考を養うことができます。
1. 自己認識と反省
固定観念に気づき、それを認識することが第一歩です。自己反省を行い、自分の思考パターンを理解することが重要です。
<具体的な方法>
- 日記をつける: 日常の出来事や感じたことを記録し、振り返ることで自身の固定観念に気づくことができます。
- 瞑想やマインドフルネス: 心を落ち着かせ、自分の思考を観察する時間を持つことで、無意識の偏見や固定観念に気づくことができます 。
2. 多様な視点を持つ
異なる視点や文化に触れることで、固定観念を崩すことができます。
<具体的な方法>
- 読書や映画: 自分の興味や価値観とは異なるジャンルの本や映画を観る。
- 異文化交流: 外国人や異なる背景を持つ人々と交流する機会を持つ。
- ディスカッション: 多様な意見を持つ人々と建設的な議論を行う 。
3. 教育と学習
新しい知識を習得し、固定観念が誤りであることを理解することが重要です。
<具体的な方法>
- 講座やセミナーに参加する: 自分の興味を広げるために、異なる分野の講座やセミナーに参加する。
- 専門家の意見を聞く: 信頼できる情報源や専門家の意見を取り入れる 。
4. 自己疑問
自分の信念や考え方に対して、常に疑問を持つ姿勢を持つことが大切です。
<具体的な方法>
- Socratic Questioning: 自分の考えや信念に対して、「なぜそう思うのか?」と自問自答する。
- フィードバックを受ける: 他者からのフィードバックを積極的に求め、自分の考え方を見直す 。
5. 行動の変化
新しい行動パターンを取り入れることで、固定観念を打破することができます。
<具体的な方法>
- 新しい挑戦: 今まで避けていたことや、未知の領域に挑戦する。
- 異なる方法を試す: いつもと違う方法で問題解決を試みる 。
参考文献
Kabat-Zinn, J. (2005). “Wherever You Go, There You Are: Mindfulness Meditation in Everyday Life."
Siegel, D. J. (2010). “The Mindful Therapist: A Clinician’s Guide to Mindsight and Neural Integration."
Hofstede, G. (2001). “Culture’s Consequences: Comparing Values, Behaviors, Institutions, and Organizations Across Nations."
Brown, B. (2010). “The Gifts of Imperfection: Let Go of Who You Think You’re Supposed to Be and Embrace Who You Are."
Kahneman, D. (2011). “Thinking, Fast and Slow."
Paul, R., & Elder, L. (2006). “The Miniature Guide to Critical Thinking Concepts and Tools."
Dweck, C. S. (2006). “Mindset: The New Psychology of Success."
意識を拡大させ固定観念から脱出、自分を変える、無限の可能性 BGM
<国別>何故人々は走るのか?
インフォグラフィックから読み解く
インフォグラフィックはクリックすると拡大できます
参照元:http://9gag.com/gag/a33PKV3
各国が走り続ける理由
スペイン:闘牛士のイメージがあるので、牛に追いかけられて走るステレオタイプ
イタリア:おんなたらしなイメージがあるので、男性が女性を追い求めるステレオタイプ
日本:海外ではゴジラぐらいのイメージしかないのかも・・・
ブラジル:言わずと知れたサッカー王国らしい、サッカーボールを追うステレオタイプ
アメリカ:ファーストフード万歳の肥満体国らしい、ハンバーガーを求めるステレオタイプ
韓国:ネットゲーム好きが多く、人気ゲーム「スタークラフト」を求めるステレオタイプ
アイルランド:アイリッシュパブは有名。ビールを追い求めるステレオタイプ
サウジアラビア:世界一厳しい禁酒国。お酒から逃げるステレオタイプ
ノルウェー:冬季オリンピックでは毎回活躍が目立つ、滑るように走るステレオタイプ
オランダ:大麻などのドラッグが合法の国。ドラッグを追い求めるステレオタイプ
カナダ:自然環境を大切にする国。その分野生の動物に合う確率が高く、動物に追われるステレオタイプ
ギリシャ:「ギリシャ デフォルト」のニュースがテレビをにぎわる、お金を求めるステレオタイプ
オーストラリア:南半球だから逆さまに・・・
ロシア:イメージはクマとウォッカでしょ!
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