世界一チョコレートを食べる国は日本の7.5倍(板チョコ256枚分)
チョコレートの起源から日本に伝わるまで
チョコレートの国別年間消費量ランキングが、興味深い順位になっています。なんとベスト20の中にヨーロッパの国が18ヶ国もランキングされているんです。
1位のルーマニアの一人当たりの年間消費量は、驚きの15.4キロ。これは一般的な板チョコ(約60グラム)の256枚分に相当します。
ちなみに日本で一番チョコレートが消費される日は、バレンタインデー(2月14日)の1年間のうちの25%が消費されるといわれています。
ヨーロッパ以外でランキングに入ったのは、アメリカとブラジルだけです。どうしてヨーロッパではこんなにチョコレートが食べられているのでしょうか。
チョコレートは、アメリカのマヤ(4~9世紀頃)、アステカ(14~16世紀頃)などで独自の高度な文明の中で誕生しました。16世紀初頭、アステカ王国はスペインの軍隊によって征服され滅亡しました。
そのタイミングで、カカオがスペインへ伝わります。同時にチョコレートの作り方が伝わりました。
そこからベルギー、オランダ、フランス、イタリア、オーストリア、ドイツ、イギリス、スイスと次々にチョコ―レートが伝わります。伝わったタイミングは諸説ありますが、17世紀頃のようです。
ヨーロッパのチョコレートの歴史は、スペインが約400年でその他の国は300年~350年ぐらいでしょうか。
その後、江戸時代にオランダと中国の交易で長崎にチョコレートが伝わったとされています。このときチョコレートは、「しょくらあと」と呼ばれていたようです。
ここから少しずつ日本でチョコレートが知られるようになりますが、庶民の手に届くようになったのは1918年に森永製菓によって販売されてからです。海外に比べると日本のチョコレートの歴史は、まだとても浅いです。
これから100年、200年たったときの日本では、ヨーロッパと肩を並べるぐらいチョコレートが好きな国になっているかもしれません。
おいしいチョコレートとは?
1.カカオの品質
カカオ豆の品質が高いほど、チョコレートの味わいも豊かになります。高品質のカカオは、濃厚で深い味わいや豊かなアロマを提供します。
2.バランスのとれた甘さ
チョコレートは甘さも重要な要素ですが、甘さが強すぎると他の味が隠れてしまいます。おいしいチョコレートは、甘さが程よくバランスされており、カカオの風味を引き立てる役割を果たします。
3.テクスチャー
チョコレートのテクスチャーも重要です。滑らかでクリーミーな口どけや、適度な硬さと噛み応えがあることが求められます。
4.豊かな風味
おいしいチョコレートは、単なる甘さだけでなく、様々な風味を楽しめるものです。例えば、フルーティーなノート、ナッツの香り、スパイスの風味などがあると、チョコレートの味わいが深まります。
5.高品質な原材料
チョコレートの質は、使用される原材料にも左右されます。良質なカカオ豆や新鮮な材料を使用し、製造過程での注意や技術も重要です。
これらの要素が組み合わさることで、おいしいチョコレートが作られます。ただし、個々人の好みによっても評価は異なるため、最終的には自分の好みに合ったチョコレートを見つけることが重要です。
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世界のチョコレート消費量
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インフォグラフィックはクリックすると拡大できます
参照元:http://tg.tripadvisor.jp/chocolate/
チョコレート1人当たりの年間消費量国別ランキング
- ルーマニア:15.4kg
- ドイツ:11.3kg
- イギリス:10.9kg
- スイス:10.4kg
- ノルウェー:9.6kg
- デンマーク:7.4kg
- フィンランド:6.8kg
- フランス:6.4kg
- スウェーデン:6.1kg
- アメリカ:5.2kg
バレンタインデーは何の日?
2月14日は、兵士の自由結婚禁止政策に背き結婚しようとした男女を救ったバレンティヌス(英語読みでバレンタイン)司祭殉教の日。
1932年、神戸モロゾフ製菓(現モロゾフ)が日本初のバレンタインチョコレートを販売。慣習として定着したのは1970年に入ってから。
チョコレート製造の始まり
1918年、森永製菓が日本でカカオ豆からの一貫製造に着手。ミルクチョコレートの大量生産が始まった。15銭はその当時の価格。
バレンタインチョコレートにかける出資総額は約3,700円(予想)。本命が約1800円で、友チョコは約400円。
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