東西で人気No.1!沖縄美ら海水族館&旭山動物園の魅力を徹底紹介

エンターテイメント,動物,観光・旅行地域限定

ピンチはチャンス「行動展示」で生まれ変わった動物園

ギネスブックに掲載されている「沖縄美ら海水族館」(2002年11月1日開業)は、7,500トンの容量の大水槽(黒潮の海)で世界一大きな水族館です。体調8mを超えるジンベイザメが、悠々と泳ぐ姿はは圧巻です。

私が美ら海に行ったときは、その大きな水槽に3匹のジンベイザメが泳いでました。一番大きいジンベイザメは10m弱で、その大きさの迫力と美しさに魅了され、1時間以上その場所に居続けた記憶があります(笑)。

また他にも美ら海では「サンゴ礁の海」、「水深1000mの深海の海」などを再現した水槽があります。これらは、美ら海水族館でしか見られない特別な水槽です。

沖縄の本島に遊びに行く機会がある人は、ぜひ美ら海水族館いき、レアな水槽をしっかり目に焼き付けてください。

一方、一番人気の動物園は北海道にある「旭山動物園」(1967年7月1日開業)です。オープン当初は順調に営業することができていましたが、これまでの道のりは決して平たんなものではありませんでした。

1996年には年間入場者数が26万人まで落ち込み、一時は閉園の危機にまで追い込まれてしまいました。その危機の中、旭山動物園を救ったのは、行動展示です。

行動展示とは、動物本来の生態や動きを生かしたかたちで動物たちを見てもらえるようにする展示方法です。そのため旭山動物園では、一般的な動物園より自然に近い動物の動きを楽しむことができます。

その例を一つ上げるとすると、「あざらし館」にある「マリンウェイ」と呼ばれる円柱型の水槽です。この水槽では、円柱型の水槽内を自由に泳ぐあざらしを間近に見ることができます。

また経営層のトップが初心に返り「そもそも動物園はどのようにあるべきか」を議論し合い、トップから末端の従業員までが一致団結し、全く別の動物園へ生まれ変わりました。

そして復活した新しい旭山動物園は、年間300万人以上が訪れる人気No.1の動物園になりしました。

沖縄美ら海水族館のトリビア

世界最大級のアクリルパネル
美ら海水族館の「黒潮の海」大水槽には、横22.5メートル×高さ8.2メートルの巨大アクリルパネルが使われています。厚さはなんと60cm。完成当時は世界最大でした。

ジンベエザメの複数飼育に成功
ジンベエザメは世界最大の魚類で、飼育が非常に難しいとされていますが、美ら海水族館では複数のジンベエザメを同時に長期間飼育することに成功しています。これは世界的にも珍しい事例です。

世界で初めてナンヨウマンタの繁殖に成功
美ら海水族館は、世界で初めてナンヨウマンタの繁殖に成功した水族館でもあります。マンタの繁殖は非常に難しく、その功績は国際的にも高く評価されています。

水槽の水はすべて海から直接引いている
水族館内の多くの水槽では、沖縄の自然海域から直接海水を引き込んで使用しています。リアルな海の環境を再現するための工夫です。

サンゴの飼育・産卵にも成功
世界中の水族館で難しいとされる造礁サンゴの飼育・繁殖にも成功しており、人工的な照明や水流の調整を駆使して、自然に近い産卵が実現されています。

沖縄の海を再現した「4階建て」構造
美ら海水族館は海の深さに応じた展示を行っており、建物自体が「浅瀬」から「深海」まで順を追って見学できる4階構造になっています。まるで海に潜っていくような感覚を楽しめます。

「美ら海」は沖縄の方言で「美しい海」
「美ら(ちゅら)」とは沖縄の方言で「美しい」という意味。「美ら海水族館」はつまり「美しい海の水族館」という名前です。

旭山動物園のトリビア

一度は閉園寸前まで追い込まれた
1990年代、旭山動物園は来園者数が激減し、閉園の危機に瀕していました。しかし、職員たちの工夫と改革でV字回復を果たしました。

「行動展示」の先駆者
動物の自然な行動を見せる「行動展示」は、旭山動物園が全国に先駆けて導入した手法。泳ぐペンギンや飛び跳ねるシロクマを真上から見られるのもその一例です。

「ペンギンの空中散歩」が名物に
ペンギン館では、透明トンネルを頭上に通るペンギンが泳ぐ様子が見られます。まるでペンギンが空を飛んでいるように見えるユニークな展示です。

冬の「ペンギン散歩」が全国で話題に
雪が積もる冬の期間限定で、ペンギンが園内を自由に散歩するイベントを開催。訪れる人々に大人気で、SNSでも毎年話題になります。

動物の個性や関係性を重視
動物の性格や関係性に配慮して、展示方法を随時変更する柔軟な運営方針を取っています。たとえば、相性の悪い動物同士は一緒に展示しません。

職員の手書きポップが名物に
展示パネルや動物紹介の説明文は、飼育員の手書きメッセージが多く、親しみやすさが魅力。専門的な知識だけでなく、ユーモアや感情も伝わってきます。

地方の動物園が全国一に
かつては全国でもほとんど知られていなかった旭山動物園が、2004年には上野動物園を抜いて入園者数日本一に輝きました。地方再生の成功例としても注目されました。

(旭山動物園)「絶対イヤ」と、言い張るキングペンギン達

(旭山動物園)美男オリト美女イオのライオン純愛同居生活

https://youtube.com/watch?v=aZXzayd-0CI

沖縄美ら海水族館と旭山動物園を調査

インフォグラフィックから読み解く

インフォグラフィックはクリックすると拡大できます

インフォグラフィック:西の沖縄美ら海水族館、東の旭山動物園。東西人気No.1は大満足
沖縄美ら海水族館と旭山動物園を徹底調査

参照元:http://tg.tripadvisor.jp/ZooAquarium/

沖縄美ら海水族館

  • 面積(延べ床面積):19,000㎡
  • 展示スペースの数:77槽
  • 飼育種・点数:740種21,000点
  • 入館者数(2010年度):2,715,090人
  • 入場料:大人2,180円
  • 飼育員:50人
  • 場所:北緯26度 東経27度 沖縄県国頭群本部町字石川424
  • 開館:2002年11月1日
  • 最も体の大きないきもの:ジンベエザメ 全長8.5m
  • 最も体のちいさないきもの:ガラスハゼ 全長2~3cm
  • 最も大食いのいきもの:ジンベエザメ 一日の餌の量:350kg以上
  • 最も飼育年数の長いいきもの:オオメジロザメ 33年
  • 最も大きな展示スペース:黒潮の海 水量 7,500トン 深さ10m、幅35m、奥行き27m、アクリルパネルの厚さ60cm

旭山動物園

  • 面積(延べ床面積):15,262.84㎡
  • 展示スペースの数:31箇所
  • 飼育種・点数:126種715点
  • 入館者数(2010年度):2,061,519人
  • 入場料:大人1,000円
  • 飼育員:28人
  • 場所:北緯43度46分 東経142度29分 旭川市東旭川町倉沼
  • 開園:1967年7月1日
  • 最も体の大きないきもの:アミキリン身長5.8m
  • 最も体のちいさないきもの:ニホンアマガエル 全長3~4cm
  • 最も大食いのいきもの:カバ 一日の餌の量:500kg以上
  • 最も飼育年数の長いいきもの:アメリカアリゲーター44年
  • 最も大きな展示スペース:ととりの村 2,890㎡

Posted by webclim1109