夏季パラリンピック・夏季オリンピック開催地(国・都市)のまとめ
夏季オリンピックが初めて開催された1896年のギリシャのアテネから、2021年の東京オリンピックで32回目になります。東京オリンピックは、コロナを対策を行いながら無事開催できるのでしょうか。
そんな東京オリンピックの話題に触れつつ、これまでのオリンピックとパラリンピックの開催地についてご紹介します。
どうなる東京五輪!開会式まで70日、問題は山積み
パラリンピックとオリンピックが、2021年東京で開催されようとしています。コロナウイルスの影響により、2020年の開催予定だった昨年から1年後ろ倒されましたが、開催をめぐって賛否が分かれています。
オンライン署名サイトでは、「東京オリンピック中止」を求める署名が5月6日にスタートし、5月14日現在で35万筆を突破しました。この結果は、小池百合子都知事に宛てた署名報告書(35万267筆)と東京オリンピック開催中止の要望書が提出されました。
5月13日(木)スポーツ振興に取り組むNPO法人が、東京五輪開催についてスポーツの指導や研究を行う医師や大学教授などがオンラインで議論を行い、参加者からは「主催者は安心安全と繰り返すだけではなく、準備のプロセスをオープンにして議論すべきだ」といった意見が相次ぎました。
私が印象的だったのは、スポーツドクターの意見でした。スポーツドクターの男性は「感染者が出たとき、どういう体制が必要でどういう準備ができているのかが示されないままオリンピックをやると言っているのが問題だ。なんのためのオリンピックなのか、誰のためのスポーツなのかを考えるべきだ」と指摘でした。
オリンピックは、「スポーツを通した人間育成と世界平和を究極の目的」とした4年に一度開催される世界的なスポーツの祭典です。
「感染者」という誰もが思いつくリスク管理は、東京オリンピックの開会式まで3ヶ月を切っているこの段階では、整えておく必要があったのかもしれません。それができていない現在の状況は、個人的には難しいと思います。
あなたはどう思いますか。
パラリンピックの歴史
パラリンピックは障害者を対象とした、もうひとつのオリンピックです。
パラリンピックの起源は1948年、医師ルードウィッヒ・グッドマン博士の提唱によって、ロンドン郊外のストーク・マンデビル病院内で開かれたアーチェリーの競技会です。
第2次世界大戦で主に脊髄を損傷した兵士たちの、リハビリの一環として行われた同大会は回を重ね、1952年に国際大会になりました。その後、1960年のローマ大会からはオリンピック開催国の都市で行われるようになり、1988年のソウル大会からはオリンピックの直後に同じ場所で開催されるようになりました。
当初の目的は、リハビリテーションのためのスポーツだったパラリンピックですが、今日ではアスリートによる競技スポーツへと発展しています。出場者も「車いす使用者」から対象が広がり、もうひとつの(Parallel)+オリンピック(Olympic)という意味で、「パラリンピック」という公式名称が定められました。
パラリンピック夏季競技大会
| 回 | 開催年 | 開催都市 | 国 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 1960年 | ローマ | イタリア |
| 第2回 | 1964年 | 東京 | 日本 |
| 第3回 | 1968年 | テルアビブ | イスラエル |
| 第4回 | 1972年 | ハイデルベルク | 西ドイツ |
| 第5回 | 1976年 | トロント | カナダ |
| 第6回 | 1980年 | アーネム | オランダ |
| 第7回 | 1984年 | ニューヨーク/ストーク・マンデビルアイルズベリー | 米国/英国 |
| 第8回 | 1988年 | ソウル | 韓国 |
| 第9回 | 1992年 | バルセロナ | スペイン |
| 第10回 | 1996年 | アトランタ | 米国 |
| 第11回 | 2000年 | シドニー | オーストラリア |
| 第12回 | 2004年 | アテネ | ギリシャ |
| 第13回 | 2008年 | 北京 | 中国 |
| 第14回 | 2012年 | ロンドン | 英国 |
| 第15回 | 2016年 | リオデジャネイロ | フラジル |
| 第16回 | 2020年 | 東京 | 日本 |
リオデジャネイロ パラリンピック開催PRビデオ
夏季オリンピック開催国・都市
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参照元:https://www.o.p.edu.metro.tokyo.jp/children-student/watch-learn/infographics01
| 回 | 開催年 | 開催国 | 開催都市 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 1896年 | ギリシャ(1回目) | アテネ (1回目) |
| 第2回 | 1900年 | フランス (1回目) | パリ (1回目) |
| 第3回 | 1904年 | アメリカ (1回目) | セントルイス |
| 第4回 | 1908年 | イギリス (1回目) | ロンドン (1回目) |
| 第5回 | 1912年 | スウェーデン (1回目) | ストックホルム (1回目) |
| 第6回 | 1916年 開催中止 | ドイツ | ベルリン |
| 第7回 | 1920年 | ベルギー | アントワープ |
| 第8回 | 1924年 | フランス (2回目) | パリ (2回目) |
| 第9回 | 1928年 | オランダ | アムステルダム |
| 第10回 | 1932年 | アメリカ (2回目) | ロサンゼルス (1回目) |
| 第11回 | 1936年 | ドイツ (1回目) | ベルリン |
| 第12回 | 1940年 開催中止 | 日本国 | 東京 |
| 第13回 | 1944年 開催中止 | イギリス | ロンドン |
| 第14回 | 1948年 | イギリス (2回目) | ロンドン (2回目) |
| 第15回 | 1952年 | フィンランド | ヘルシンキ |
| 第16回 | 1956年 | オーストラリア (1回目) スウェーデン (2回目) | メルボルン ストックホルム (2回目) |
| 第17回 | 1960年 | イタリア | ローマ |
| 第18回 | 1964年 | 日本国 (1回目) | 東京 (1回目) |
| 第19回 | 1968年 | メキシコ | メキシコシティ |
| 第20回 | 1972年 | 西ドイツ (2回目) | ミュンヘン |
| 第21回 | 1976年 | カナダ | モントリオール |
| 第22回 | 1980年 | ソビエト連邦 | モスクワ |
| 第23回 | 1984年 | アメリカ (3回目) | ロサンゼルス (2回目) |
| 第24回 | 1988年 | 韓国 | ソウル |
| 第25回 | 1992年 | スペイン | バルセロナ |
| 第26回 | 1996年 | アメリカ (4回目) | アトランタ |
| 第27回 | 2000年 | オーストラリア (2回目) | シドニー |
| 第28回 | 2004年 | ギリシャ (2回目) | アテネ (2回目) |
| 第29回 | 2008年 | 中国 | 北京 |
| 第30回 | 2012年 | イギリス (3回目) | ロンドン (3回目) |
| 第31回 | 2016年 | ブラジル | リオデジャネイロ |
| 第32回 | 2020年 | 日本国 (2回目) | 東京 (2回目) |
国別開催回数
同じ国で2回以上の夏季オリンピックを開催したのは7ヶ国(ギリシャ、フランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、オーストラリア、スウェーデン)のみ。2021年に開催される東京オリンピックで、日本も2回目のオリンピック開催国の仲間入りを果たします。
五大陸別開催回数
史上初のアジアで開催されるオリンピックになるはずだった第12回東京オリンピックは、戦争の影響で日本が開催権を返上。その24年後に開催された第18回東京オリンピックが、アジア初のオリンピックとなりました。
- ヨーロッパ大陸:17回
- アメリカ大陸:7回
- アジア大陸:4回
- オセアニア大陸:2回
- アフリカ大陸:0回











































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