世界日食観察マップ。次に日食が起こるエリアはどこだ

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2012年~2025年までの日食カレンダー

皆既日食のときに観測できる「美しく、ドラマティックな天文現象」があります。それは、「コロナ」や「プロミネンス」「ダイアモンドリング」です。

この現象は、世界各地で皆既日食のたびに観測されています。その頻度は、2012~2025年の間で20回観測できます。今は2022年なので、残りは4回です。

次に日本で見られる皆既日食は、2035年9月2日中部地方や北関東で見ることができるそうです。ちなみに次に東京で見られる皆既日食は、2752年だそうです。ちょっと見るのは、難しそうです・・・。

動画でよければ、ページ下部に動画を張っているのでご覧ください。

皆既日食のときに観測できる天文現象

コロナ

コロナは、太陽を取り巻く希薄なガス。明るく見える内部コロナは満月と同じくらいの明るさを持っていますが、普段は太陽光球の明るさにかき消されて見ることができません。

皆既日食のときだけは、このコロナを肉眼で見ることができます。コロナは太陽の活動の強さによって形が変わるため、皆既日食が起こるたびに違う姿を見せてくれます。

プロミネンス

プロミネンス(紅炎)は皆既日食のときに太陽の縁にあると、鮮やかなピンクがかった赤色に見え、まるで太陽の縁で炎が燃えているような現象です。

ダイアモンドリング

ダイアモンドリングは、皆既日食の終わりに見えます。

月が太陽と完全に重なった後に少しずつ太陽光球の光がもれると、そこが明るく輝きます。太陽を取り巻く内部コロナと合わせて、まるでダイヤモンドの指輪のような姿を見ることができます。

本影錐(ホンエイスイ)

皆既日食を地球の外側から見たとき、大きな月の影が地球上を移動し、覆っていきます。この月の影を本影錐といいます。

日食の種類

  • 皆既日食:月が太陽を全部隠す日食
  • 金環日食:月の周りから太陽がはみ出して見える日食
  • 金環皆既日食:地域によって皆既、金環日食のいずれかが見える日食
  • 部分日食:月が太陽の一部分のみが隠す日食

ダイヤモンドリングとコロナ

2014年10月8日皆既月食

インフォグラフィック:世界日食観察マップ。次に日食が起こるエリアはどこだ
日食観察地図

参照元:http://tg.tripadvisor.jp/eclips/

日食観察地図 2012~2025年

  • 金環日食:2012年5月21日:中国、日本、北太平洋、アメリカなど
  • 皆既日食:2012年11月14日:オーストラリア、南太平洋など
  • 金環日食:2013年5月10日:オーストラリア、太平洋など
  • 金環皆既日食:2013年11月3日:北大西洋、アフリカなど
  • 金環日食:2014年4月29日:南極
  • 皆既日食:2015年3月20日:北大西洋、北極圏など
  • 皆既日食:2016年3月9日:インドネシア、太平洋など
  • 金環日食:2016年9月1日:南大西洋、アフリカ、インド洋など
  • 金環日食:2017年2月26日:南太平洋、南米、南大西洋、アフリカなど
  • 皆既日食:2017年8月22日:北太平洋、アメリカ、北大西洋など
  • 皆既日食:2019年7月3日:南太平洋、南米など
  • 金環日食:2019年12がt26日:アラビア半島、インド、東南アジアほか
  • 金環日食:2020年6月21日:アフリカ、アジア、太平洋など
  • 皆既日食:2020年12月15日:南太平洋、南米、南大西洋など
  • 金環日食:2021年6月10日:カナダ北部、グリーンランド、ロシアなど
  • 皆既日食:2021年12月4日:南極
  • 金環皆既日食:2023年4月20日:インド洋南部、オーストリアなど
  • 金環日食:2023年10月15日:北米、中米など
  • 皆既日食:2024年4月9日:メキシコ、アメリカ中部、カナダ東部など
  • 金環日食:2024年10月3日:南米など

※情報:NASA Eclipse Web Site 国立天文台

Posted by webclim1109