カジノのルールとマナー。パチンコがカジノでない理由
初心者でも大丈夫、カジノの基礎知識を覚えて満喫する
カジノとは、合法的に認められた賭博を行う施設のことです。カジノはギャンブルでお金を設けて直接カジノ場で換金できますが、日本ではギャンブルによる換金は禁止されています。
カジノは、施設の来訪者であるゲスト(プレイヤー)に対して「カードやダイスなどを用いたゲーム」による賭けを提供し、その賭けに投じられた金額を収益にしています。
2016年12月に統合型リゾート(IR)整備推進法案、通称「カジノ法案」が成立しましたが、(2022年5月現在)日本にカジノ施設はありません。
「パチンコやスロットはカジノではないのか?」と思う方がいるかもしれませんが、パチンコはカジノではありません。
パチンコやスロットはカジノでない理由
パチンコやスロットは、日本で認められているギャンブルの一つで、プレイヤーが当たりを引くとパチンコ玉やメダルがもらえ(=得点が付き)、それを景品(=特殊景品)と交換できる仕組みです。
景品を交換する仕組みが、少しややこしいのですが、プレイヤーは特殊景品を持って「交換所」に行き、現金と交換できます。
冒頭で申し上げたように日本ではギャンブルによる換金は法律で認められていませんが、パチンコ店と交換所は別の業者が運営していることから別物であり、違法になりません。
- カジノ:ギャンブルをして、その場で換金できる施設
- パチンコ:ギャンブルをして、交換所を経由して換金する
つまりパチンコやスロットは、換金する仕組みが違うため、カジノにはあたりません。
インフォグラフィックでカジノを紹介
カジノでのゲームの種類や基本的なゲームの流れ、禁止行為ややカジノ用語など、カジノに関する常識的なルールやマナーをインフォグラフィックにまとめました。
カジノ場によっては、ドレスコードが決まっているところがあります。主にヨーロッパでは、ジャケットにネクタイが必須なところが多いです。アメリカやアジアでは、ほぼTシャツにジーンズのラフなスタイルで大丈夫です。
カジノチップの種類や金額は、カジノの場所によって様々です。ラスベガス(コスモポリタン)のカジノチップは、全部で8種類(1ドル~25,000ドル)あります。
チップの色 | チップの価値 |
---|---|
ブルーチップ | Single=1ドル |
レッドチップ | Nickel=5ドル |
グリーンチップ | Quarter=25ドル |
ブラックチップ | Black=100ドル |
パープルチップ | Purple=500ドル |
イエローチップ | Yellow=1,000ドル |
ブラウンチップ | Brownie=5,000ドル |
オレンジチップ | Pumpkin=25,000ドル |
カクテルウエイトレスにはチップで勝利を
カジノ場では、お酒の摂取が認められています。飲みたい方は、無料で配られるお酒を受け取りましょう。
カクテルウエイトレスからお酒を受け取ったら、忘れずにチップを渡してください。チップを忘れてしまったら、勝利の女神が微笑んでくれないかもしれません。
カクテルウエイトレスはチップをもらうことで、生計を立てています。チップ金額は、1ドル以上が目安です。チップの用の札を準備しておくとスマートに対応できます。
ルーレット、ブラックジャック、バカラルール
脳汁級のカジノスロットマシンのボーナス中映像
参照元:http://tg.tripadvisor.jp/casino/
カジノのお作法
カジノの基本的な流れ
- 入場
パスポートでの年齢・国籍確認、ドレスコード、荷物などのチェック。入場料がかかる場合は入口で支払う - チップを入手
現金をテーブルゲーム専用のチップに換える。ゲームマシンは現金がそのまま使えるところが多い - いざ勝負!
遊びたいゲームのテーブル、またはマシンへ。ミニマムベットを確認して、空いている席に着こう - 終了
チップが手元にある場合は、換金所にて現金へ換える
- ゲームマシン
スロットマシンやビデオポーカーなど、機会を相手に行うゲーム - ランダムゲーム
ビンゴなど、当たり数字予想するゲーム - テーブルゲーム
ルーレットやトランプゲームなど、ディーラーが各テーブルに配置されているゲーム
カジノのゲームの種類
- ルーレット
ディーラーが投げたボールが、ルーレット盤のどこに落ちるかを予想する - ブラックジャック
手持ちのカードの数字の合計が21を超えないように、デイーラーより大きな数字を狙う - ポーカー
ディーラーより配られた5枚の手札で強い役(ハンド)をつくる - バカラ
配られたカードの合計数の一桁の数字が9に近い人を予想する - クラップス
2つのサイコロの出目を予想する。ラスベガスではメジャーなダイスゲーム - 大小
3つのサイコロの出目を予想する。マカオで最も人気のゲーム
ドレスコード
- ヨーロッパ
フォーマル。男性はジャケット・ネクタイ必須で、場所によっては貸してくれるところもある - オーストラリア・南太平洋
スマートカジュアル。男性は襟付きのシャツと長ズボン、革靴を着用する。ジーンズはNGの場合も - アメリカ・アジア
カジュアルで問題ない。ただしビーチサンダル、ショートパンツ、タンクトップは避ける
年齢制限
親と同伴する子供も、入場することができないルールです。
- R21:21歳未満お断り
アメリカ・東南アジア - R19:19歳未満お断り
韓国 - R18:18歳未満お断り
ヨーロッパ・オーストラリア
禁止行為
- カメラ撮影撮影禁止
プライバシー保護と不正防止の観点から、写真やビデオの撮影は禁止 - 荷物持ち込み禁止
大きな荷物は持ち込み禁止。必要のないものはクロークに預ける - ディーラーに手渡し禁止
ディーラーに直接現金を渡してはいけない。チップに換えるときはテーブルの上に置く - 喫煙禁止
指定された場所以外での喫煙はNG。全面禁煙の場所も増えている
知っておきたいカジノ用語
- ディーラー
トランプゲームやルーレットにおける「親」。カードの配布やチップの配当・回収などを担当する - ミニマムベット
最低掛け金。マシンやテーブルによってレートが異なる - プレイヤーズカード
カジノのメンバーカード。プレイ実績をポイント換算し、貯めることでさまざまな特典が受けられる - コンプ
掛け金とプレイ時間に応じて、客が受ける無料の特典。カジノ内の飲食や宿泊の提供、送迎など - カクテルウェイトレス
カジノ内で飲み物を無料サービスしてくれる女性(注文したら謝礼のチップを忘れずに) - ハイローラー
多額の掛け金を使う上客。専用のVIPリームがある
世界のカジノマーケ市場
- マカオ
- アメリカ ネバダ州
- カナダ
- フランス
- アメリカ アトランティック・シティ
- オーストラリア
- シンガポール
- 韓国
- アルゼンチン
- ドイツ
カジノにまつわる主な歴史
- 1638年
イタリアの「カジノ・ディ・ヴェネツィア」が誕生。世界最古のカジノと言われる - 18世紀
ルイ15世(1710-1774)の時代に、フランスで上流階級向けのサロンや庶民向けの賭博場が広まる - 1765年
ドイツの保養地バーデン・バーデンに「カジノ・バーデン・バーデン」が開業 - 1828年
イギリスに会員制カジノ「クロックフォード」が誕生 - 1863年
モナコのモンテカルロに「カジノ・モンテカルロ(グラン・カジノ)」が開業 - 1907年
フランスでカジノが合法化 - 1931年
アメリカのネバダ州で合法化。ラスベガスが急速に発展する - 1976年
アメリカ・ニュージャージー州がアトランティック・シティに限り、カジノを合法化 - 1993年
ラスベガスに「MGMグランド・ホテル・アンド・カジノ」を開業。カジノの面積は世界第4位 - 2006年
マカオがラスベガスを抜いて、カジノ収益世界一に - 2007年
マカオに「ザ・ベネチアン・マカオ・リゾート・ホテル」が開業。東京ドーム1つ分に相当するカジノは世界最大の面積を誇る - 2010年
シンガポールに「リゾート・ワールド・セント―サ・カジノ」と「マリーナ・ベイ・サンズ・カジノ」が開業 - 2013年
日本にて、自民・維新・生活の3党がカジノを解禁する法案を衆院提出
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