ほどけない靴紐の結び方全15種類。ブッシュウォークや格子結び
靴ひもの結び方15種
みなさんは、靴ひもの結び方を何種類知っていますか?明日から使えるオシャレな結び方をご紹介します。
先人たちの言葉には「オシャレは足元から」という言葉があります。それほど靴は、昔からファッションをコーディネートする上でとても重要なウェイトを占めると言われています。
しかし多くの人は、靴には気を使うが、靴ひもの結び方まで気にする人というのは、少ないのではないでしょうか。
靴は靴ひもの色や素材、太さや結び方など、アレンジ次第で全く違った印象を与えることができます。靴ひもの結び方には、人とは違った個性的な結び方、用途に適した結び方など様々な結び方があります。
ファッションに関心がある人は、革靴やスニーカーなどの靴の種類、シーンや用途、またはその日の気分に合わせて、靴ひものアレンジをしてみてはいかがですか。
靴紐はいつ、何のために作られた?
靴ひものルーツは古代に遡りますが、その起源や進化の過程については明確な記録が少ないため、いくつかの仮説と考古学的証拠に基づいています。
靴ひもは、古代から現代に至るまで、形を変えながらも常に靴の重要な要素として存在し続けています。
古代の靴ひも
靴ひもが初めて使用されたのは、約5,000年前の古代エジプトやメソポタミア文明の時代とされています。これらの文明では、靴やサンダルに革や植物の繊維を使って足に固定するための紐が使われていました。
この時期の靴ひもは、シンプルな形状で、靴を足にしっかりと固定する機能を果たしていました。
中世の革新
中世ヨーロッパでは、靴のデザインとともに靴ひもの技術も進化しました。特に、14世紀から15世紀にかけて、靴ひもを通すための穴(アイレット)が登場し、靴ひもをより効率的に使えるようになりました。
この時期の靴は、より複雑なデザインと機能性を追求するようになり、靴ひもはその一部として重要な役割を果たしました。
近代の進展
19世紀になると、産業革命の影響で靴の大量生産が始まりました。これに伴い、靴ひもも大量生産されるようになり、様々な素材やデザインが試されました。
特に、コットンやナイロンなどの新素材が登場し、靴ひもの耐久性と機能性が向上しました。また、現代のファッションにおいては、靴ひもは単なる機能的なアイテムから、スタイルや個性を表現する重要なアクセサリーへと進化しました。
靴ひもの文化的側面
靴ひもは、文化や地域によってもその使用方法やデザインが異なります。例えば、日本の伝統的な履物である草履や下駄にも、独特の結び方やデザインの紐が使われています。
また、西洋のブーツやスニーカーなどでも、それぞれのスタイルに合わせた靴ひもが使用されています。
簡単に覚えられる世界最速の靴ひもの結び方
靴ひもの結び方で差をつけよう!靴ひもの結び方15種
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参照元:http://corobuzz.com/archives/17477
はしご結び (LADDER)
- まず靴ひもの両端をまっすぐ、つま先の両方の穴の下から外へ出します。
- そのまま2本をまっすぐ次の穴へ外から通します。
- 内側から出してきたひもを交差させて、縦のひものラインの下をくぐらせ、そのあとまっすぐ次の穴へ外から通します。
- 最後は交差させたひもを、縦のラインにくぐらせてから結びます。きれいに他のラインと沿う上に、きつくかっちりと結べるところが利点です。
格子結び(LATTICE)
- まず靴ひもの両端をまっすぐつま先の両方の穴の下から外へ出します。
- 左右のひもを交差させ、2つの穴を飛ばし、つま先から4つ目の穴に外から中へ通します。
- そのまま左右ともまっすぐ縦に、上の穴(つま先から5つ目)の穴の下から外へ出します。
- 左右をまた交差させ、つま先から2つ目の穴に外から中へ通します。
- そのまま左右ともまっすぐ縦に、上の穴(つま先から3つ目)の穴の下から外へ出します。
- 左右をまた交差させ、一番上(6つ目)の穴に内側から外へ出します。
ブッシュウォーク結び(BUSHWALK)
- まず靴ひもの両端をまっすぐ、つま先の両方の穴の下から外へ出します。
- 片側(オレンジ)のひもの先端をまっすぐ縦に、次の穴の外から下へ通し、そのまま横へ次の穴の下から上へ出します。
- この状態で2本のひもが外に縦に並んで出ています。両方とも1つ飛ばして縦に外から入れます。
- 左右をまた交差させ、つま先から2つ目の穴に外から中へ通します。
- 両方のひもをそのまま真横に穴の下から出し、また1つ飛ばして縦に外から入れます。
- 最後は左右の靴ひもが両方とも同じ側になるので、そこで結びます。
結び目隠し結び(HIDDEN KNOT)
- つま先側の両方の穴に、靴ひもの先端を外から中に通します。
- 右側はまっすぐ上の穴に下から外へ出し、そのまま真横の穴に外から中へ通します。
- 左側はまっすぐ上の穴を飛ばし、その次の穴(つま先側から3つ目の穴)に下から外へ出し、そのまま真横の穴に外から中に通します。
- トップ(但し穴の数が一列奇数の場合1個残る)まで通して片側の穴の下で2つを結んで出来上がりです。
ループバック結び(LOOP BACK)
- まず靴ひもの両端をまっすぐ、つま先の両方の穴の下から外へ出します。
- 右側のひもは螺旋に右側の穴だけを下から通し続けます。
- 穴を通す前に左右のひもの交差部分が真ん中にくるようにして出来上がり。
チェッカーボード結び(CHECKERBOARD )
- 違う色の2セット分の靴ひもをまず用意します。(できるだけフラットな幅のあるひもが良い)
- まず1つの色で(図ではオレンジ)横のラインが全て外に出るようにひもを通していきます。
- 次にもう1つの色(図では赤)で、つま先側から始め、先ほどの横のラインの上、下、上、下と編みこんでトップまでいきます。
- トップで折って戻り同じく、上、下、上、下と編みこんでつま先まで戻ります。
- つま先まで来たら同じようにトップまで編みこんでいき、靴ひもがなくなるか、スペースがなくなるまで続けます。
- 最後余った靴ひもの先端は全て靴の中にしまうようにして出来上がり。
ハッシュ結び(HASH)
- まず靴ひもの両端をまっすぐつま先の両方の穴の下から外へ出します。
- 左右を交差させ、2つの穴を飛ばし4つ目の穴に外から中へ通します。
- そのまま交差させず縦に、すぐ下の穴(つま先から3つ目)の内側から外側へ通します。
- これを繰り返して、交差させたときは2つ飛ばし、そのあとすぐに1つ下に通す作業をトップまで続けます。
ディスプレイ結び(DISPLAY)
- つま先側の穴にまっすぐ靴ひもの先端を、外から中に通します。
- 左右を交差させ次の穴も外から中へ通します。
- そのまま交差させず縦に、すぐ下の穴(つま先から3つ目)の内側から外側へ通します。
- これをトップまで繰り返し、最後は靴ひもは内側に収まります。
バイカラー結び(BI-COLOUR)
- 2本の違う色で、元のひもより少し長めの靴ひもを用意します。
- それぞれの色を片方がもう片方より2~3センチ長くなるように半分に切ります。(例=オレンジ長、オレンジ短、赤長、赤短の4本ができる)
- 短い色の1本(図ではオレンジ)を別の色の長い1本(図では赤)としっかり結んでつなげます。結び目を接着するとより強く固定できるでしょう。余った色同士も結んでおきます。
- 長いほうの色をつま先側の右の穴の下から外へ出します。結び目で止まるまで出したら、左側の穴に外から中へ通します。
- 残りはひもの横のラインが全て外に出るように図を参照しながら、通していって出来上がりです。
フットバッグ結び(FOOTBAG)
- まず靴ひもの両端をつま先から3つ目の穴の下から外へ出します。
- 両ひもをまっすぐそのすぐ下(つま先から2番目)に縦に外から下へ通します。
- さらにそのまままっすぐ縦に、つま先側の最後の穴の下から上に出します。
- 3で出した両方のひもを、そのままつま先から4つ目の(最初の開いてる穴)穴に、縦に外から通します。
- 左右のひもを交差させ、次の穴の下から外へ出します。
- トップにくるまで5を繰り返します。
ファスナー結び(ZIPPER)
- まず靴ひもの両端をまっすぐ、つま先の両方の穴の下から外へ出します。
- それぞれのひもの先端を、両穴に通した横のラインの下にくぐらせます。
- くぐらせたあと、左右を交差させ、次の穴の下から通します。
- 最後まで2と3を繰り返します。
のこぎり結び(SAWTOOTH)
- まず靴ひもの両端をまっすぐ、つま先側の両方の穴の外から中へ通します。
- 片方のひも(図ではオレンジ)をすぐ真上の穴の下から外へ出しそのまま横の穴の外から中へ通します。
- もう片方のひも(図では赤)は斜めにもっていき、つま先から3つ目の穴の下から外へ出し、そのまま横の穴の外から中に通します。
- 2本のひもを3と同じように繰り返していき(斜め上に通して次に真横)、そのうちの1本が(図ではオレンジ)トップの穴から出るまで続けます。
- もう1本はそのまま真上の穴に下から外へ出して出来あがりです。
ダブルバッグ結び(DOUBLE BACK)
- トップから2つ目の穴から始め、外から通して下から出します。
- 左右を交差させ、トップから数えて4つ目(3つ目を飛ばすことになる)の穴に上から通します。
- 同じように1つ飛ばしで、つま先まで通していきます。
- つま先まできたら、交差させずにまっすぐ縦に戻して下から外に出します。
- 左右を交差させて、1つ飛ばしで次の穴(さっき飛ばされて開いている穴)に、下から出し続けていき、トップまで戻ります。
リボン真ん中結び(RIDING BOW)
- ひもの両端をトップの右側の穴と、つま先側の左側の穴に、斜めにまっすぐ下から通します。
- トップのひもはジグザグに外から入れて下から出すを繰り返します。
- 同じくつま先側のひもの先端も外から入れて、下から出すというのを真ん中まで続けます。
ねじり結び(TWISTIE)
- まず靴ひもの両端をまっすぐ、つま先の両方の穴の下から外へ出します。
- 両端を真ん中で丸一周ねじります
- そして出てきた側と反対の穴の下から、外へと出します。
- それを一番トップの穴まで繰り返して出来上がり。
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