地球上の80%の資産は、20%の勝ち組が持つ。貧富の差はもっと厳しくなる
1ドル紙幣に描かれたアメリカ格差社会!
中国や南アフリカでは、都会と田舎で貧富の差が激しくなっています。都会ではモノやお金、情報などが末端の人々の生活にまで生き届くようになり、急激に生活が変わってきています。
しかし、格差社会が起きているのは中国などに限った話ではありません。
ニューヨーク(アメリカ)のウォール街では、格差社会を訴えるデモがたびたび起きています。1ドル札に描かれたインフォグラフィックは、今のアメリカの経済状況です。
アメリカの人口全体の80%が、アメリカの個人財産全体の20%しか持っていません。
裏を返すと、「アメリカの80%の財産は、20%の人口が持っている」ということです。アメリカの貧富の差は、私が想像している以上に大きく、とてつもない…。
日本での人口と財産の割合は、どうなっているのか気になりましたが、ちょっと調べた感じだとわからなかったので、わかったらこの記事に追記していきたいと思います。
ちなみに日本の年収1000万円以上の日本人は、日本の全人口の約5%以下だそうです。日本の富裕層ヒエラルキーの分布を調べてみました。
富裕層の分布に入っている人の名前を見てみると、今のご時世に名をとどろかせる一流の企業の経営者をはじめ、一流芸能人や一流スポーツ選手たちでした。
資産別分布人数と主な富裕層:212万人
- 1000億円以上:14人
柳井正、孫正義、三木谷浩史 - 500億円~1000億円未満:33人:
稲盛和夫、國分勘兵衛、金沢要求 - 100億円~500億円未満:702人
石橋寛、宮内義彦、多田勝美、ビートたけし、イチロー - 50億円~100億円未満:1719人
秋元康、鳩山由紀夫、鳩山邦夫、マックスむらい、松浦勝人 - 10億円~50億円未満:3万7169人
ダルビッシュ有、浜崎あゆみ - 5億円~10億円未満:9万1969人
- 1億円~5億円未満:199万4004人
※クレディ・スイスの「グローバル・ウェルス・レポート 2015」より
今後貧富の差はもっと激しくなる
日本でも格差社会という言葉を聞くようになりましたが、その意味を理解している人は、その生活をしている人たちなどの一部の人だけなのかもしれません。
派遣社員などの非正規雇用労働者が認められるようになって、その割合が急速に増えています。雇用が不安定で低賃金の非正規雇用者たちは、これまでの社会の格付けから、さらに下げた「アンダークラス」と指摘する大学教授もいます。
その大学教授の考えでは、ヨーロッパで広がるベーシックインカム(=最低限の生活を営むに足る額の現金を、国民全員に無条件・無期限で給付する制度)の仕組みが必要だと言っています。
ドイツでは毎月15万受け取ることのできる、ベーシックインカムが試験的に始まっていて、日本でもそのうちベーシックインカムが試験的に始まるかもしれません。
格差社会は他人事ではありません。頭のどこかには「明日は我が身」だと思いながら、今の社会で何が起きているのか、何が必要なのかを一人ひとりが考えていきましょう。
ホームレスから億万長者になった結果 (マインクラフト)
参照元:http://occupygeorge.com/
人口と財産の割合を表した1ドル紙幣
1ドル紙幣は、3つのエリアに分けられています。3つに分けられたエリアの広さ(面積)は、アメリカある財産の割合を表しています。左から順番に「超お金持ち」、「お金持ち」、「それ以外(一般人)」を指しています。
超お金持ちの人口の割合は全体の1%、お金持ちが2-20%、それ以外が80%になります。
超お金持ちが、この一ドル札の25%の面積を占めているように見えるのは、気のせいでしょうか。「アメリカの全人口の1%が、全財産の25%を持っている」見方もできるようです、おそろしい格差社会です。
私達一般人の財産の割合が、非常に狭いのが気になります…。
参照元:http://occupygeorge.com/
一般労働者の平均収入とCEOの平均収入
赤枠が一般人の平均収入です。斜線がCEOの平均収入です。CEOの平均的な収入は、一般労働者より185倍多くなっています。さすが世界の経済を引っ張っていく、トップたちの収入って感じです。
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