季節で変わる日本の絶景風景。日本の美しさは四季にあり
期間限定の絶景風景
日本は、春夏秋冬それぞれの季節を感じることができます。限られたその時間でしか見れない風景は、趣がありますよね。
春の桜や菜の花、夏の白い砂浜や夜空に浮かぶ花火、秋の紅葉絨毯、冬の雪に包まれる幻想世界、どの季節の風景を切り取っても、日本を代表する絶景であることは間違いありません。
そんな日本の観光絶景スポット12選をピックアップしてご紹介します。
四季の季節がある国はごく一部
春夏秋冬の季節がある国は、世界中にある「温帯」の国で、緯度で言うと30~45度くらいの地球の場所です。そのエリアで砂漠の場所を除くと、日本や中国の東アジア、ヨーロッパの南欧や西欧、アメリカ、アルゼンチン、ニュージーランド、オーストラリア南部と限られた国々だけです。
その中でも美しい島国として、四季を感じられるのは日本,だけです。また日本は、季節によって食事や服装を変えたり、情緒あふれる風景を楽しむことができる唯一の国ではないでしょうか。
そういった環境において草木の変化を感じながら生活している人たちは、人間の知的活動に良い影響を与えられていると考えられています。私たち日本人の「繊細さ」や「オモテナシ」などの日本特有の感覚が、世界中で注目される理由は、日本の美しい四季が関係しているのかもしれません。
日本の四季に関するトリビア
① 日本の“四季”は本来、旧暦では1〜3月が春だった
現代の感覚とは違い、旧暦では立春が2月上旬に来るため、1〜3月が春・4〜6月が夏・7〜9月が秋・10〜12月が冬という区分だった。気温とはほぼ関係なかった。
② 日本の“春”は世界的に見ても異常に短い
気象データ上、冬から夏に一気に気温が跳ね上がるため、春と呼べる期間が欧米より圧倒的に短い。実質1か月しかない年もある。
③ 梅雨という季節は日本独自の“第5の季節”と言われる
四季の中に本来入っていないが、生活や文化への影響が大きく、季節扱いされている。気象学的にも「準季節」として扱われることがある。
④ “桜前線”は世界でも珍しい季節観測の文化
国が「花の開花」を移動予報として発表するのは非常に珍しい。桜の開花を旅行・行事にここまで結びつける国はほぼ日本だけ。
⑤ 日本の秋は“湿度の低さ”が美しさの理由
紅葉が鮮やかになるのは、昼夜の寒暖差と晴れた日の多さ、湿度の低下が重なるため。他国より鮮明な赤が出やすい。
⑥ 冬の“カラカラ乾燥”は実は世界トップレベル
東京の冬はロンドンやパリよりはるかに乾燥している。湿度30%台が続く都市は先進国の首都ではかなり珍しい。
⑦ 日本の四季文化は“農耕サイクル”が基盤だった
俳句・和歌・行事の季節感は、農作業のタイミングに合わせて作られたため、実際の気温より行事優先で季節が決まっていた。
⑧ 四季折々の食べ物は、実は物流の進化で“季節性が薄れた”
本来は旬がはっきりしていたが、温室栽培・海外輸入の進化で一年中食べられるようになり、文化的には“旬”が残っているが実態は薄れている。
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期間限定の四季折々の絶景風景12
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参照元:http://jp-infographics.jp/travel/%E6%9C%9F%E9%96%93%E9%99%90%E5%AE%9A%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%B5%B6%E6%99%AF%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC.html
白川郷の合掌造り集落:岐阜県
世界遺産に登録されている同観光スポットは、1月と2月の週末限定でライトアップが行われています。照明と降り積もる雪の白さが、幻想的な風景を演出してくれます。
蔵王の樹氷:山形県
雪と水滴が樹につくことで見れる樹氷は、蔵王の独特の気象条件がもたらすものです。2月には、この光景を見るために世界中から観光客が足を運びます。
偕楽園(カイラクエン)の梅:茨城県
日本の梅の名所として名高い、日本三名園の一つ。3月には、3,000本の梅の花が咲き乱れます。
吉野山の桜:奈良県
桜が「御神木」として、平安時代から桜が植え続けられてきた吉野山。4月には、世界一と言われる約3万本の桜が咲き乱れます。
丸山千枚田の棚田(タナダ):三重県
斜面にいくつも重なる日本一の棚田。田植えのために水が張られて田んぼに、夜の月が照らされるとき、棚田は最高潮に美しくなります。
四万十川のホタル:高知県
源氏蛍の群れが集まる6月は、四万十の広大な川を蛍が飛び交う幻想的な光景です。
富良野のラベンダー畑:北海道
美しい紫が、視界いっぱいに広がるラベンダー。7月は、最も鮮やかなラベンダーの色が見ごろをむかえます。
安登村(アチムラ)の星空:長野県
「星が最も輝いて見れる場所」として環境省が一位に認定。8月には、気象条件がそろえば、日本で最も美しい天の川が見ることができます。
松島の月:宮城県
言わずと知れた日本三景の一つ。9月の中秋の名月には、松尾芭蕉をはじめ多くの文人たちを魅了した情緒あふれる景観が広がります。
仙石原(センゴクハラ)のススキ草原:神奈川県
かながわの景勝50選にも選ばれています。10月には、金色に埋め尽くされたススキが、太陽に照らされる風の谷のナウシカの名シーン(笑)に似た風景が楽しめます。
香嵐渓(コウランケイ)の紅葉:愛知県
江戸時代から上はじめられた紅葉は、現在まで受け継がれています。11月には、4,000の紅葉が紅葉する景色は圧巻です。夜のライトアップされた姿も美し過ぎて言葉がありません。
嵯峨野(サガノ)の竹林:京都府
アメリカでは「日本の美しい風景31選」にも選ばれました。12月に行われる「京都・嵐山花灯路」では、ライトアップされた竹林が幻想的です。
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