ランニング/トレイルシューズの違い。機能の違いは4つだけ
ランニングシューズの選び方
初めてランニングシューズを買おうと店に行ったら、靴の種類が多すぎて何を買っていいのかわからない。ずらりと並べられたランニングシューズを見てわかるのはデザインと値段だけです。
これでは靴の機能的なことはわからず、何を買っていいかわかりませんよね。ランニングシューズの機能は、大きく分けると4種類に分けられます。
体重移動を補助するシューズ
最も重くて丈夫なタイプ。他のランニングシューズに比べて、足をしっかりと守ってくれクッション性にも優れています。偏平足の人やランニングをよくする人におすすめ
安定性を保つシューズ
足が回内(overpronate)、つまり走っているときに、着地した足が内向きになる傾向のある人におすすめ
クッション性があるシューズ
一般的な足の形をした人に向いています。一般向けのシューズの多くには、たいていクッション性のある素材が入っています
最小限の機能を備えたシューズ
クッション性素材などの足を守るための素材が入っていないもの。ベアフット・ランニング用に作られていますが、多くの人が必要としている最低限のサポート機能が備わっています。
どういった機能を重視してランニングシューズを買うかも大事ですが、ランニング利用目的、ランニング経験の有無、自分の土踏まずの高さなど店員さんと相談しながらシューズ選びをしましょう。
ランニングシューズのトリビア
👟 1. 「エア」の誕生はNASA技術から生まれた
ナイキの「エアクッション」技術は、もともとNASAの航空技術者フランク・ルディが開発したもの。
彼がナイキにアイデアを持ち込んだことで、1979年に「エアテイルウィンド」が誕生しました。
👟 2. 左右の形が違うシューズが作られるようになったのは19世紀
それまでは「左右対称」で、同じ形の靴が当たり前でした。
左右の足の形に合わせて作られたのは、実はごく最近の歴史なんです。
👟 3. マラソンで“厚底革命”が起きたのは2019年
ナイキの「Vaporfly(ヴェイパーフライ)」が登場して以降、カーボンプレートを内蔵した“厚底シューズ”がマラソン界を席巻。
このモデルを履いた選手たちが次々と世界記録を更新し、ルール改定の議論まで起きました。
👟 4. アディダスの誕生は兄弟ゲンカから
アディダスの創業者アディ・ダスラーと、その兄ルドルフ・ダスラーは最初同じ会社を経営していました。
しかし対立が激化し、兄が独立して「プーマ」を設立。
こうして世界的ライバルブランドが誕生しました。
👟 5. ランニングシューズの寿命は約500〜800km
見た目がきれいでも、クッション素材のEVAフォームは走行距離で劣化します。
プロは距離で買い替えるため、練習日誌に「靴の走行距離」も記録するほど。
👟 6. “裸足ランニング”は文明より新しいブーム
ナイキの「Free」シリーズなどの影響で一時期流行した裸足ランニング。
しかし人類が裸足で走っていたのは「靴がなかった時代」ではなく、現代の研究者が“あえて戻ろう”とした結果。
つまり、進化ではなく“原点回帰”のトレンド。
正しいランニングシューズの選び方&履き方
自分に合ったランニングシューズ選びと陸上競技記録
インフォグラフィックから読み解く
インフォグラフィックはクリックすると拡大できます
参照元:http://www.dailyinfographic.com/running-style-and-your-shoes-infographic
1.自分のランニングシューズを知ろう
舗装道路用(アスファルト)ランニングシューズの特徴
- 凸凹した表面のアスファルト向き
- トレイルシューズよりも軽くて柔軟性がある
- 足を保護、または安定させる(トレイルシューズよりも機能は劣る)
トレイルランニングシューズの特徴
- オフロード(不整地)向き
- アスファルト用シューズよりもアッパー(外側)が頑丈
- アスファルト用シューズよりも足を保護する機能が充実、強化
- 路面をしっかりキャッチするアウトソールが効率よい走りをサポート
2.自分の脚を知ろう
足の回内は足の横の運動に影響を及ぼし、足を前に運びます。
ふくらはぎを知る
<足の裏が内側に入りやすい人の場合>
運動のしやすさと安定性でランニングシューズを選んでください。<足の裏が外側に入りやすい人の場合>クッション性と柔軟性でランニングシューズを選んでください。
足の裏のアーチの高さを知る
アーチの高さは、足首がならす方向に影響を及ぼします。<アーチが高い人の場合>足首は、着地の際に足首が外側に傾きやすい<アーチが平らな人の場合>足首は、着地の際に足首が内側に傾きやすい
3.ランニング環境
ランニングコースの表面
タイヤの底が特定の表面を走ることが設計されているようにランニングシューズにも最適なシューズがあります。<舗装道路用(アスファルト)シューズ>軽くて、曲げやすくて、クッション性があるランニングシューズを選びましょう。<トレイルシューズ>丈夫な本底による安定性と牽引力がランニングシューズを選びましょう。
どんな走りをする?
ランニングシューズの寿命を決定するために、速度と距離の経過を注目してください。
- フィットネス運動は、靴の消耗は最小限に。
- 素早く走った靴は、靴を消耗させます。
- 耐久性がある靴は、長距離を快適にする
- トライアスロンやマラソンのトレーニングシューズは、様々な機能が必要
新しいランニングシューズを買い替えるまでの期間は?
平均的なランニングシューズは、480~800km走れ、また期間にすると3、4ヶ月が目安。
ランニングシューズのひもの結び方
結びのテクニック
- ハンマートゥ(槌指):つま先にダメージがある
槌指や足の指に出血、爪に問題がある人は靴のつま先が持ち上がるように靴紐を結ぶ。 - かかとが滑りやすい人
かかとの滑りを防ぐ為に靴紐自体は普通に交差さけて通す。最上部をダブル・アイレット(輪を作りその中に紐を通す)にししっかり固定する。 - ハイアーチ(甲高)に悩んでいる
穴から穴へ真っ直ぐ紐を渡して結ぶ。紐を交差させないことによって甲の痛みの原因となるシュータン部分の圧迫を軽減。
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