携帯電話の進化。携帯画面サイズは25年で10倍以上に拡大
携帯電話が20世紀から21世紀へかけてスマートフォンに変化
モトローラのエンジニア:マーティ・クーパーが、1973年4月に世界で初めて携帯電話を作り、この世に誕生させました。
電話を持ち運び、いつでも電話がかけられるようにすることが、ここまで私たちの暮らしを変えられるとは、開発者本にも想像していなかったのではないでしょうか。
その後IBMのエンジニアだったフランク・J・カノーヴァが、1994年夏に当時「Simon」というスマートフォンを作り、アメリカで一般向けに販売しました。これが世界初のスマートフォンだと考えられています。
携帯電話誕生から34年後の2007年6月29日にiPhoneが生まれました。
そして、今なお驚くべきスピードで携帯電話はスマートフォンという呼び名に変わり、インターネットやSNS、カメラ、ゲーム、音楽、決済機能と様々な機能が実装され、進化し続けています。
もはや言うまでもありませんが、私達の生活には最も欠かすことのできない必需品となっています。
さらにスマートフォンは今後は、あらゆるもののスイッチやリモコンとしての機能が備わっていくと考えられています。
トヨタやGoogleでは、車の空間そのものをスマートフォンとしての開発をしているようです。移動する空間をスマートフォンとして販売する未来は、もうそこまで来ているのかもしれません。
またスマートフォンは機能だけでなく、その大きさのコンパクト化も進化しています。
世界初の携帯電話は約800gの重さで、大きさは25cm。価格は約40万円(4,000ドル)でした。今と比べると、すべてが規格外のサイズだったみたいです(笑)。
携帯電話とスマホの違いは何?
携帯電話(フィーチャーフォン)
基本的な通信手段としての機能が中心で、拡張性が低い。
- 基本機能:電話、SMS(ショートメッセージサービス)、簡単なカメラなどが主な機能
- インターネット接続:限定的。インターネットブラウジングやメールができるものもありますが、速度や機能は限定されている
- アプリケーション:基本的にプリインストールされたアプリケーションのみで、新しいアプリを追加する機能は限られている
- OS(オペレーティングシステム):独自のOSを使用していることが多く、カスタマイズや拡張性は低い
- 物理的なキーボード:多くのモデルは物理的なキーボードを備えており、タッチスクリーンではないことが多い
スマートフォン
高度な計算能力を持ち、様々なアプリケーションやサービスを通じて多機能を提供するデバイス。
- 高度な機能:電話、SMSに加えて、高度なインターネットブラウジング、SNS、音楽・動画再生、GPSナビゲーション、ゲームなど、多機能
- インターネット接続:高速なインターネット接続(4G、5Gなど)が可能で、ブラウジングやストリーミングが快適に行える
- アプリケーション:App Store(iOS)やGoogle Play(Android)から無数のアプリをダウンロード・インストールできる
- OS(オペレーティングシステム):iOSやAndroidなど、拡張性が高く、定期的なアップデートが行われるOSを使用している
- タッチスクリーン:大部分のスマートフォンはタッチスクリーンを使用しており、操作が直感的
- 統合機能:カメラ、音楽プレイヤー、ウェブブラウザ、GPS、スケジュール管理など、多くの機能が一つのデバイスに統合されている
80年代の携帯電話CM
携帯電話の進化
インフォグラフィックから読み解く
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参照元:http://www.fremtidensbusiness.dk/#facts
- 1985年:日本初の携帯電話(ショルダータイプ)
- 1987年:日本初の携帯電話(ハンディタイプ)
- 1988年-1989年:自動車電話事業への新規参入
- 1989年-1991年:小型化へ
- 1994年:買取り制導入
- 1995年:PHS開始
- 1996年 PHSでSMS開始
- 1996年:世界初の着メロ開始
- 1997年:海上利用の解禁
- 1999年:世界初のインターネットサービスとE-mail開始
- 1999年:世界初のカメラ内蔵携帯
- 2001年:世界初の3Gサービス開始
- 2004年:3G通信サービス開始
- 2010年代:3.9世代通信サービス開始
- 2012年代:4G通信サービス開始
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