世界の卵料理と消費量を比較。生卵を食べる国、卵を食べない国
世界の卵消費量ランキング
日本は、一人当たりの卵消費量が世界で3番目に多い卵食国です。
卵は、古くから世界の多くの国で親しまれ食べられているため、料理のレパートリーが数多く存在します。日本では、目玉焼きや卵かけごはん、卵焼きなどが最もポピュラーな卵料理ですが、国の文化や歴史によって食べ方も千差万別です。
週末の休みの日に、世界の卵料理に挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
ゆで卵の殻を上手に剥くための3つのポイント
みなさんは、ゆで卵を作る際に卵の殻が上手く剥けずにボロボロになってしまった経験はありませんか?
卵の殻が剥けにくい理由には、茹でると卵内に含まれる二酸化炭素が膨張し、白身と殻がくっついてしまうことが原因となります。そのため、事前に卵に空気の逃げ道をつくってあげることで、つるんと上手に殻を剥くことができます。
- 生卵のお尻部分(平らな方)に画びょうなどで穴を開ける
- 卵を茹でる際は、お湯から茹でる
- 茹で上がった卵は、冷水で冷やす
卵を食べない国
卵を全く食べない国というのは、ほとんど存在しません。ただし、卵の消費が非常に少ない国や、宗教や文化的な理由から卵を避ける人々が多い国は存在します。以下にそのような例を挙げます。
インド
インドでは、多くの人々がベジタリアン食を実践しており、その中でも一部の人々は卵を避けます。特にジャイナ教徒や一部のヒンドゥー教徒は、卵を含む動物性食品を避けることが一般的です。
これらの宗教や文化的背景から、卵の消費が他の国と比べて少ない地域が存在します。
ベジタリアンやヴィーガンのコミュニティ
特定の国ではなく、ベジタリアンやヴィーガンのコミュニティに属する人々は、卵を食べません。これらのコミュニティは世界中に存在し、特にヨーロッパや北アメリカでは、動物福祉や環境問題への関心から卵を避ける人が増えています 。
世界中で生卵を食べない国が多い理由とは?
日本では、卵かけごはんや、すきやきなど生卵を食べることに違和感なく食べれますが、海外の多くの国では、生卵を食べることはありません。その理由は、卵がサルモネラ菌に汚染されている可能性があり、食中毒を起こす危険が高いとされているためです。
海外では「生卵を食べるのは、日本人とロッキーだけ」と言われるほど生食は危険な行為という認識で、嫌悪感を持つ人も少なくありません。
鳥類は、総排出腔から卵以外に糞や尿を排出します。肛門の直前までは体の中で別々の器官になっていますが、糞尿と出口が同じなのです。そのため、産みたての卵の殻には菌がたっぷりと付着していると考えられます。
しかし、だからといって生食が危ないというわけではありません。日本の卵は、生で食す前提としてほとんどの卵は、30℃以上のお湯で洗卵され、食品衛生法に定められた方法で殺菌された後、安全な状態で出荷がされています。
究極の卵かけごはんの作り方
世界で一番卵を食べているのはどこの国?&代表的な卵料理
※一人あたりの年間消費量(個)
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参照元:http://tg.tripadvisor.jp/news/graphic/eggconsumption/
1位:メキシコ
年間消費量(個):352個
代表的な卵料理:ウエボス・ランチェロス
トルティーヤの上に卵とサルサをのせて煮込んだ、メキシコの朝食の定番。
2位:マレーシア
年間消費量(個):343個
代表的な卵料理:ミー・バンドゥン・ムアール
スパイスや野菜、肉、エビなどの具材入りの辛いスープに卵を入れた麺料理。
3位:日本
年間消費量(個):329個
代表的な卵料理:卵かけごはん
生卵をしょうゆなどの調味料と一緒にごはんにかけて食べる。
4位:ロシア
年間消費量(個):285個
代表的な卵料理:ブリヌイ
ロシア風の薄いパンケーキ。スメタナ(サワークリーム)やキャビアなどを乗せていただく。
5位:アメリカ
年間消費量(個):261個
代表的な卵料理:エッグベネディクト
ポーチドエッグとベーコンがのったマフィン。オランデーズソースが特徴。
6位:アルゼンチン
年間消費量(個):256個
代表的な卵料理:カネロネス
野菜などの具材をクレープで巻きチーズを乗せてオーブンで焼いた料理。
7位:中国
年間消費量(個):255個
代表的な卵料理:蟹肉炒蛋(シェールーチャオタン)
溶き卵とカニの身、野菜などを混ぜて焼いた、いわゆるかに玉。
8位:デンマーク
年間消費量(個):245個
代表的な卵料理:エゲケー
卵を溶いて、ハムやトマトなどの野菜と一緒にフライパンで焼き上げた料理。
9位:コロンビア
年間消費量(個):242個
代表的な卵料理:アレバ・デ・ウエボ
トウモロコシが原料の薄焼きパン、アレバに卵をはさんでフライした揚げパン。
10位:オーストリア
年間消費量(個):235個
代表的な卵料理:アイヤーリキュール
卵黄とラム酒、バニラエッセンスなどがミックスされたクリーミーで甘いお酒。
11位:ドイツ
年間消費量(個):235個
12位:カナダ
年間消費量(個):225個
13位:ニュージーランド
年間消費量(個):220個
14位:イタリア
年間消費量(個):218個
15位:スウェーデン
年間消費量(個):217個
16位:フランス
年間消費量(個):216個
代表的な卵料理:キッシュ
パイ生地に卵、牛クリーム、野菜などを流し込み、チーズを乗せて焼き上げた一皿。
17位:ハンガリー
年間消費量(個):214個
代表的な卵料理:カシノートヤーシュ
ゆで卵と野菜に、マヨネーズとサワークリームを混ぜ合わせたソースをかけたサラダ。
17位:オーストラリア
年間消費量(個):214個
代表的な卵料理:クリスピーエッグ
ポーチドエッグに衣をつけて揚げた、メルボルン発祥の朝食の新定番。
19位:スロバキア
年間消費量(個):212個
20位:スペイン
年間消費量(個):205個
21位:オランダ
年間消費量(個):195個
22位:トルコ
年間消費量(個):194個
代表的な卵料理:メネメン
溶いた卵をトマトやピーマン、トウガラシなどと一緒に炒めたトルコのスクランブルエッグ。
23位:フィンランド
年間消費量(個):186個
24位:イラン
年間消費量(個):185個
代表的な卵料理:クク
卵を大量のハーブと野菜、肉などの具材と一緒にフライパンで焼いた料理。
25位:イギリス
年間消費量(個):184個
代表的な卵料理:スコッチエッグ
固ゆでした卵を、味付けした牛や豚の肉で包んで揚げた、イギリスの軽食。
25位:ペルー
年間消費量(個):184個
代表的な卵料理:ピスコサワー
ブドウの蒸留酒ピスコと卵白やライムをシェイクした、ペルーの国民的カクテル。
27位:ベルギー
年間消費量(個):182個
28位:スイス
年間消費量(個):178個
29位:キプロス
年間消費量(個):175個
30位:ブラジル
年間消費量(個):168個
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