世界で一番紙を使う国はどこ?日本の古紙回収率がスゴイ
人口一人あたりの紙の消費量ランキング
私たちの生活に「紙」は欠かせないものでした。しかし、インターネットの普及によりその需要は徐々に減っていっていますが、紙はなくなるのでしょうか。
日本を代表する紙の文化と言えば、年賀状です。年賀状の推移で将来の紙の需要がどうなるか見えてくるのではないでしょうか。
※ちなみに海外ではクリスマース・カードやグリーティングカードはありますが、年賀状はありません。
1949年に初めて発行された年賀状の発行部数1億8000万枚。その後右肩上がりに成長を続けるも、2003年の44億5936万枚をピークに減少。2016年の発行部数は、32億0167万2000枚。
おそらく今後の年賀状の枚数は、徐々に減っていくと思われます。なぜなら2000年以降に生まれた人たちの年賀状は、ソーシャルネットサービス上などでの年賀状が主流だからです。
その年代の人たちが親となるタイミングで、おそらく紙は激減するはずです。
年賀状の「年始の挨拶状」としての文化は残りますが、リアルなコミュニケーション手段としては消えるでしょう。インターネットの普及は日本だけではありません。世界的に見ても紙の需要の消失は起きている、起こっていきます。
世界の紙の消費量
世界中での1人あたりの紙消費量では、ヨーロッパのベルギーがトップ。ベルギーが1位の理由は、公用語が3種類(フラマン語、フランス語、ドイツ語)あるため、書類を起こす際にそれぞれの言語で記入しなくてはならないからと考えられます。
日本の紙の消費量は世界第7位。注目したいのは日本の古紙回収率。エコロジーな国としてイメージの高いドイツや北欧を抑えて、古紙回収率78は胸を張っていい数字だと思います。
今後の課題は、紙のリサイクルすることも大事ですが、その前に紙の無駄遣いを減らすことではないでしょうか。そしてその取り組みを国単位ではなく、地球規模に巻き込んでいけたら日本はまた輝くはずです。
26年間で紙使用量は7%の削減のみ!
世界の一人当たりの紙消費量ランキング
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参照元:http://blog.ukara.co.jp/entry/2014/01/02/103430
- ベルギー:紙消費量 647.4kg/古紙回収率 64%
- オーストリア:紙消費量 524.3kg/古紙回収率 66%
- ドイツ:紙消費量 485.8kg/古紙回収率 77%
- フィンランド:紙消費量 476.3kg/古紙回収率 68%
- アメリカ:紙消費量 470.8kg/古紙回収率 66%
- UAE(アラブ首長国連邦):紙消費量 445.7kg/古紙回収率 (-)%
- 日本:紙消費量 436.4kg/古紙回収率 78%
- スウェーデン:紙消費量 434.3kg/古紙回収率 64%
- デンマーク:紙消費量 417.7kg/古紙回収率 63%
- オランダ:紙消費量 392.2kg/古紙回収率 75%
古紙
一般的にリサイクルの資源に用いられる古新聞や古雑誌、段ボールのこと
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