国(人種)によって色の見え方が変わる3つの理由!
国ごとに異なる色の感じ方
国旗は国ごとに様々な色があり、その色は国の心情や感情、思想や観念など表しています(体現)。その影響などで、色の見え方が住んでいる地域によって違うって知っていましたか?
例えば虹の色は、日本では7色で見えていますが、海外では色数が違います。アメリカでは6色、ドイツでは5色、アフリカのバサ族はなんと2色に見えているそうです。
世界の虹の色の見え方
- 日本 7色:赤・橙・黄・緑・青・藍・紫
- アメリカ 6色:赤・橙・黄・緑・青・紫
- ドイツ 5色:赤・黄・緑・青・紫
- アフリカ 4色:赤・黄・緑・黒
- 台湾 ブヌン族 3色:赤・茶・青
- アフリカ バサ族 2色:赤・黒
また色から連想するイメージも国によって違います。日本で「黒」は、葬式や負のイメージを連想させますが、欧米では「黒」は優雅・高貴さを連想させる色です。またヒンドゥー教では、「黒」は、怒りを連想させます。
また海外で葬式を表すようなイメージ色は、国によって様々ですが中国では「白」、欧米では「紫」にあたります。
日本で「黄」は、幸福や楽しい、活発など良いイメージを表現することが多いですが、欧米では裏切り者、臆病などをイメージさせる色です。中国では性的表現の色、ヒンドゥー教では尊敬をイメージさせます。
なぜ色の見え方の違いが起こる?
太陽の光の違い
色の見え方は、太陽光の波長によって変化します。赤道に近づくほど赤みが強くなり、赤道から離れるほど青みが強く見える特性があります。そのため経度によって、見えている色味が変わっています。
色の見え方が違うことで、色の好みにも影響を与えます。南国の空や海の色と合う色は、鮮やかな暖色系です。北米などでは色味を抑えた寒色系が好まれる傾向にあります。このように生活している環境によっても好みが変わります。
目の色の違い
人間は人種によって目の色が違い、それにより光の感じ方や色彩感覚が影響を受けます。光の感じ方は、メラニン色素の数によって変わります。アジア人は目の色が黒く、メラニン色素数が多いです。目の色が青い白人は、メラニン色素数が少ないです。
そのため目の色が黒いアジア人より、目の色が青い白人は2倍光を眩しく感じるそうです。白人の多くの人がサングラスをかけている理由はそこにあります。
文化の違い
日本では、聖徳太子が作った官位制度「冠位十二階」があります。冠位十二階は、色によってそれぞれの位を分けていました。一番上の位には、「紫」が使われていたため、今でも日本人の中で優雅な色というイメージが強いと言われています。
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インフォグラフィックから読み解く
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参照元:http://www.informationisbeautiful.net/visualizations/colours-in-cultures/
A(一番外側):アメリカ西海岸
B(外側から二番目):日本
C(外側から三番目):ヒンドゥー教
D(外側から四番目):アメリカ(ネィティブ)
E(外側から五番目):中国
F(内側から五番目):アジア
G(内側から四番目):東ヨーロッパ
H(内側から三番目):ムスリム
I(内側からニ番目):アフリカ
J(一番内側):南アメリカ
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