日本人メジャーリーガー歴代選手。大谷翔平が活躍するまでの軌跡
MLBでプレイした日本人選手
今では、MLB(アメリカ・メジャーリーグ)で活躍する日本人選手を数多く見ることができますが、これは野茂英雄(のもひでお)という一人の選手のおかげかもしれません。
野茂英雄選手は、メジャーリーガーとして12年間で輝かしい実績を残しています。しかしMLB挑戦を表明した当時は、野茂選手に対して暖かい応援ではなく、マスコミや、プロ野球界からの激しいバッシングでした。
それに加えMLBへの挑戦は、所属していた近鉄を任意退団という形で去ったため、年俸も1億4000万から980万円へ一気にダウンしました。
それでも野茂英雄選手は、野球の本場アメリカの地で自らの腕一本で勝負し、アメリカ全土でNOMOフィーバーを巻きおこすほどの大活躍を遂げます。
野茂英雄選手はロサンゼルス・ドジャース入団会見でこのように言っています。
「みんなに憧れられる選手になりたい。でも自分はこれから続く人のためにも失敗はできない」先駆者としての覚悟を持ってMLBに挑戦し、結果を出して道を切り開いた野茂英雄選手は、まさに日本の"英雄"です。
野茂英雄選手 通算実績・獲得タイトル
- メジャー通算投球回:1976回1/3
- メジャー通算勝利数:123勝
- メジャー通算奪三振数:1918個
- メジャー通算完封数:9回
- メジャー通算完投数:16回
- 開幕投手:3回(2000年、2003年、2004年)
- ノーヒット・ノーラン:2回(1996年、2001年)
- シーズン最高防御率:2.54(1995年)
- 1試合最多奪三振数:17個
- オールスターゲーム出場:1回(1995年)※先発投手
- リーグ最多完封(1995年)
- 新人王(1995年)
- 月間MVP:2回(1995年6月、1996年9月)
大谷翔平ってどんな人?
大谷翔平選手は、野球界で「二刀流」として知られ、ピッチャーとバッターの両方で超一流のパフォーマンスを発揮することで世界的に注目されています。彼の人柄やプレースタイルに関しても、多くの人々に愛され、尊敬されています。
また謙虚さや誠実さ、チームプレイヤーとしての姿勢を兼ね備えた人物です。彼の努力と人柄は、ファンや選手からの尊敬を集め、野球界だけでなく、世界中で愛される理由となっています。
1. 謙虚で努力家な性格
大谷選手の最大の魅力は、その謙虚さです。常に自分の能力を誇示することなく、他人に対する敬意を忘れません。成功しても自己満足せず、常に向上心を持ち続けています。
インタビューでも自分の成果よりもチーム全体の勝利や周囲のサポートに感謝の意を表すことが多いです。
彼はまた、誰よりもハードワークを惜しまず、自己管理と鍛錬に非常にストイックです。オフシーズンでも厳しいトレーニングを行い、常に自分のプレーの改善点を探求していると言われています。
2. 集中力とメンタルの強さ
大谷翔平はプレッシャーのかかる場面でも冷静で、試合に集中することができる選手です。
特にメジャーリーグでの試合では、世界中からの注目が集まる中でパフォーマンスを発揮する必要がありますが、彼はそのプレッシャーに動じず、自分の役割に徹する姿勢を示しています。
3. 二刀流に対する情熱と信念
大谷選手は、ピッチャーとバッターの両方を続けることに強い信念を持っています。これは並大抵の選手が成し遂げることができない挑戦であり、体力的にも精神的にも非常に過酷なものです。
メジャーリーグに進出する際も、二刀流にこだわりを持ち、それを実現させました。彼の成功は、自分の目標に対して妥協せず挑戦し続ける姿勢の証です。
4. チームプレイヤー
大谷翔平は、個人の記録や名誉よりもチームの勝利を重視するチームプレイヤーとしての一面も持っています。
彼はピッチャーとしても打者としても高いレベルで活躍していますが、常に「どうすればチームが勝てるか」という視点で行動していることが伝わってきます。また、チームメイトからも信頼される存在であり、その謙虚で誠実な態度から、周囲と良好な関係を築いています。
5. 礼儀正しさと日本的な価値観
大谷選手は、日本の礼儀や価値観を大切にしており、外国での生活でもその姿勢を保ち続けています。チームメイトや対戦相手、ファンに対しても礼儀正しく、感謝の気持ちを示すことで知られています。
また、彼の謙虚な姿勢や慎ましさは、日本だけでなく、海外でも高く評価されています。
6. ユーモアと温かさ
大谷は、真面目でストイックな面がある一方で、ユーモアのセンスも持っており、チームメイトとの関係でも和やかでリラックスした雰囲気を作ることができる選手です。普段は控えめですが、笑顔で人々を和ませる姿が印象的です。
7. 高い身体能力
大谷翔平は、身長約193cm、体重約95kgという強靭な体格を持ち、並外れた運動能力を誇ります。これにより、打者としてのパワーとスピード、ピッチャーとしての速球や持久力が両立できているのです。
また、自然なフォームで投球やバッティングを行うことで、体への負担を最小限に抑える努力もしています。
8. 家族との絆
大谷選手は家族を非常に大切にしており、彼の成功は両親や家族の支えなしには成り立たなかったと公言しています。
彼の父は元野球選手で、母はバドミントンの元選手というスポーツ一家に育ち、幼少期からその影響を受けたことが大きなモチベーションになったとされています。
大谷翔平がドジャースで活躍できた理由
大谷翔平選手がロサンゼルス・ドジャースで1年目にして素晴らしい結果を残している理由をご紹介!
1. 圧倒的な打撃力
大谷選手は、打者としてのパワーと技術の両方を兼ね備えています。彼の打撃は以下の点で際立っています:
- 長打力:大谷は驚異的なホームラン数を記録し、常にリーグのトップクラスにランクインしています。彼のスイングはスピードと力強さを持ち、どのボールも遠くまで飛ばす能力を持っています。
- 打率と選球眼:パワーヒッターでありながら、バッティングの精度も非常に高いです。ストライクゾーンの見極めがうまく、フォアボールを選ぶことが多く、出塁率も高いです。
- 走力:大谷は足も速く、ヒット後の塁間を迅速に走る能力を持っているため、長打だけでなく、盗塁も狙える万能なバッターです。
2. 身体的能力とメンタルの強さ
- 体格と運動能力:大谷の体格(身長約193cm、体重約95kg)は、メジャーリーグの中でも突出しており、パワーとスピードを兼ね備えています。この身体能力が、彼の打撃や投球に大きな力を与えています。
- メンタルの強さ:大谷は、試合のプレッシャーや期待に対しても冷静に対応する能力を持っています。特に重要な場面でも集中力を発揮し、結果を出すことができる点が評価されています。
3. ドジャースという環境の影響
ドジャースは、選手の能力を最大限に引き出すためのサポート体制が非常に整っているチームです。優れたコーチ陣、フィジカルケアのスタッフ、そして強力なチームメイトとの連携が、大谷の成績向上に大きく貢献しています。
4. 持続的な成長と適応力
大谷は常に自分の弱点や改善点に気づき、それに対して柔軟に対応することができます。彼の成長速度は、彼がメジャーリーグで適応し続けている証拠です。
5. 驚異的なピッチング力
ドジャースでの1年目では、怪我のためピッチャーの力は発揮できていませんが、来期は再度二刀流に挑戦するはずです。そして今シーズンと上回る大活躍を大谷翔平は見せてくれるでしょう。
- 速球のスピードと多彩な球種:大谷の速球は100mph(約160km/h)に近いスピードで、バッターにとって圧倒的な武器です。それに加えて、フォークボールやスライダーなど、多様な変化球を駆使して打者を翻弄しています。
- 制球力:速い球を投げるだけでなく、コントロールが非常に安定しています。コーナーを攻めるピッチングができるため、打者が簡単に打てる球を投げません。
- スタミナと耐久力:大谷は長いイニングを投げることができ、試合の後半でもスピードやコントロールを維持しています。
MLB 野茂英雄ダイジェスト
MLBでプレーした日本人選手一覧
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参照元:http://jp.discoverlosangeles.com/blog/mlbjp
アメリカ・メジャーリーグでの日本人選手の軌跡
1964年
- 村上雅則:サンフランシスコ・ジャイアンツ(1964-1966)
1995年
- 野茂英雄:ロサンゼルス・ドジャーズ(1995-1999)
1996年
- マック鈴木:シアトル・マリナーズ(1996-1997)
1997年
- 柏田貴史:ニューヨーク・メッツ(1997-1998)
- 長谷川滋利:アナハイム・エンゼルス(1997-2001)
- 伊良部秀輝:ニューヨーク・ヤンキース(1997-1999)
1998年
- 野茂英雄:ニューヨーク・メッツ(1998-1999)
- 吉井理人:ニューヨーク・メッツ(1998-2000)
- マック鈴木:シアトル・マリナーズ(1998-2000)
1999年
- 木田優夫:デトロイト・タイガース(1999-2001)
- 野茂英雄:ミルウォーキー・ブルワーズ(1999-2000)
- 大家友和:ボストン・レッドソックス(1999-2001)
- マック鈴木:カンザスシティ・ロイヤルズ(1999-2002)
2000年
- 野茂英雄:デトロイト・タイガース(2000-2001)
- 吉井理人:コロラド・ロッキーズ(2000-2001)
- 佐々木主浩:シアトル・マリナーズ(2000-2004)
- 伊良部秀輝:モントリオール・エクスポズ(2000-2001)
- 野茂英雄:モントリオール・エクスポズ(2000-2001)
2001年
- 吉井理人:モントリオール・エクスポズ(2001-2003)
- 野茂英雄:ボストン・レッドソックス(2001-2002)
- 大家友和:ワシントン・ナショナルズ(2001-2006)
- マック鈴木:ミルウォーキー・ブルワーズ(2001-2002)
- イチロー:シアトル・マリナーズ(2001-2010)
- マック鈴木:コロラド・ロッキーズ(2001-2002)
- 新庄剛志:ニューヨーク・メッツ(2001-2002)
2002年
- 野茂英雄:ロサンゼルス・ドジャース(2002-2005)
- 石井一久:ロサンゼルス・ドジャース(2002-2005)
- 小宮山悟:ニューヨーク・メッツ(2002-2003)
- 野村貴仁:ミルウォーキー・ブルワーズ(2002-2003)
- 田口壮:セントルイス・カージナルス(2002-2008)
- 長谷川滋利:シアトル・マリナーズ(2002-2006)
- 伊良部秀輝:テキサス・レンジャーズ(2002-2003)
- 新庄剛志:サンフランシスコ・ジャイアンツ(2002-2003)
2003年
- マック鈴木:カンザスシティ・ロイヤルズ(2002-2003)
- 木田優夫:ロサンゼルス・ドジャース(2003-2005)
- 新庄剛志:ニューヨーク・メッツ(2003-2004)
- マイケル中村:トロント・ブルージェイズ(2003-2004)
- 松井秀喜:ニューヨーク・ヤンキース(2003-2010)
2004年
- 木田優夫:シアトル・マリナーズ(2004-2006)
- 大塚晶則:サンディエゴ・パドレス(2004-2006)
- 松井稼頭央:ニューヨーク・メッツ(2004-2007)
- 多田野数人:クリーブランド・インディアンス(2004-2006)
- 高津臣吾:シカゴ・ホワイトソックス(2004-2006)
2005年
- 野茂英雄:タンパベイ・レイズ(2005-2006)
- 石井一久:ニューヨーク・メッツ(2005-2006)
- 中村紀洋:ロサンゼルス・ドジャース(2005-2006)
- 大家友和:ミルウォーキー・ブルワーズ(2005-2007)
- 藪恵壹:オークランド・アスレチックス(2005-2006)
- 高津臣吾:ニューヨーク・メッツ(2005-2006)
- 井口資仁:シカゴ・ホワイトソックス(2005-2008)
2006年
- 松井稼頭央:コロラド・ロッキーズ(2006-2008)
- 斉藤隆:ロサンゼルス・ドジャース(2006-2009)
- 大塚晶則:テキサス・レンジャーズ(2006-2008)
- 城島健司:シアトル・マリナーズ(2006-2010)
2007年
- 井口資仁:フィラデルフィア・フィリーズ(2007-2008)
- 桑田真澄:ピッツバーグ・パイレーツ(2007-2008)
- 岡島秀樹:シカゴ・ホワイトソックス(2007-2011)
- 井川慶:フィラデルフィア・フィリーズ(2007-2012)
- 大家友和:トロント・ブルージェイズ(2007-2008)
- 岩村明憲:タンパベイ・レイズ(2007-2010)
- 松坂大輔:ボストン・レッドソックス(2007-2013)
2008年
- 野茂英雄:カンザスシティ・ロイヤルズ(2008-2009)
- 藪恵壹:サンフランシスコ・ジャイアンツ(2008-2009)
- 黒田博樹:ロサンゼルス・ドジャース(2008-2012)
- 井口資仁:サンディエゴ・パドレス(2008-2009)
- 福留孝介:シカゴ・カブス(2008-2012)
- 田口壮:フィラデルフィア・フィリーズ(2008-2009)
- 松井稼頭央:ヒューストン・アストロズ(2008-2011)
- 井口資仁:フィラデルフィア・フィリーズ(2008-2009)
- 福盛和男:テキサス・レンジャーズ(2008-2009)
- 薮田安彦:カンザスシティ・ロイヤルズ(2008-2010)
- 小林雅英:クリーブランド・インディアンス(2008-2010)
2009年
- 斉藤隆:ボストン・レッドソックス(2009-2010)
- 川上憲伸:アトランタ・ブレーブス(2009-2011)
- 田口壮:シカゴ・カブス(2009-2010)
- 大家友和:クリーブランド・インディアンス(2009-2010)
- 高橋健:ニューヨーク・メッツ(2009-2010)
- 上原浩治:ボルチモア・オリオールズ(2009-2012)
- 田澤純一:ボストン・レッドソックス(2009-)
2010年
- 斉藤隆:アトランタ・ブレーブス(2010-2011)
- 五十嵐亮太:ニューヨーク・メッツ(2010-2012)
- 岩村明憲:ピッツバーグ・パイレーツ(2010-2011)
- 高橋尚成:ニューヨーク・メッツ(2010-2011)
- 岩村明憲:オークランド・アスレチックス(2010-2011)
- 松井秀喜:ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(2010-2011)
2011年
- 斉藤隆:ミルウォーキー・ブルワーズ(2011-2012)
- 上原浩治:テキサス・レンジャーズ(2011-2013)
- 福留孝介:クリーブランド・インディアンス(2011-2012)
- 高橋尚成:ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(2011-2013)
- 建山義紀:テキサス・レンジャーズ(2011-2013)
- 西岡剛:ミネソタ・ツインズ(2011-2013)
- 松井秀喜:オークランド・アスレチックス(2011-2012)
2012年
- 斉藤隆:アリゾナ・ダイヤモンドバックス(2012-2013)
- 黒田博樹:ニューヨーク・ヤンキース(2012-)
- 五十嵐亮太:トロント・ブルージェイズ(2012-2013)
- 青木宣親:ピッツバーグ・パイレーツ(2012-2014)
- 福留孝介:シカゴ・ホワイトソックス(2012-2013)
- 川崎宗則:シアトル・マリナーズ(2012-2013)
- 岩隈久志:シアトル・マリナーズ(2012-)
- イチロー:ニューヨーク・ヤンキース(2012-)
- 五十嵐亮太:ニューヨーク・ヤンキース(2012-2013)
- 松井秀喜:タンパベイ・レイズ(2012-2013)
- ダルビッシュ有:テキサス・レンジャーズ(2012-)
- 高橋尚成:シカゴ・カブス(2012-2013)
2013年
- 田中賢介:サンフランシスコ・ジャイアンツ(2013-2014)
- 藤川球児:シカゴ・カブス(2013-)
- 高橋尚成:シカゴ・カブス(2013-2014)
- 岡島秀樹:オークランド・アスレチックス(2013-2014)
- 上原浩治:ボストン・レッドソックス(2013-)
- 川崎宗則:トロント・ブルージェイズ(2013-2014)
- 松坂大輔:ニューヨーク・メッツ(2013-2014)
2014年
- 青木宣親:カンザスシティ・ロイヤルズ(2014-)
- 田中将大:ニューヨーク・ヤンキース(2014-)
歴代最高年俸ランキングTOP5
- 田中将大:ニューヨーク・ヤンキース(2014)
22億円(2200万ドル) - イチロー:シアトル・マリナーズ(2007)
17億円(1700万ドル) - 黒田博樹:ニューヨーク・ヤンキース(2013)
15億円(1500万ドル) - 松井秀喜:ニューヨーク・ヤンキース(2006)
13億円(1300万ドル) - ダルビッシュ有:テキサス・レンジャーズ(2017)予定
11億円(1100万ドル)
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