地震から身を守る8つの防災用品リスト。防災グッズは日ごろから準備を
地震対策は、想像することが大切
日本に住んでいる以上いつ自分や家族、友人や恋人が地震による被災者になってしまうかわかりません。事前の準備・知識次第で被害を最小限に抑えることができます。
あなたの家の地震対策は、万全ですか?
改めて、家の中や周囲を防災目線でチェックしてみませんか。
地震防災の対策は自助、共助、公助と言われますが、自助をする為には、地震が起こったことをイメージして、事前の準備が必要です。
地震が起きたときは、想定外の出来事が起こりやすくなります。地震対策をするためには、地震が起きたとき「何が起こるのか」を想像することが大切です。
地震の経験値が少ないと、このイメージが膨らましづらいのがネックですが、イメージできないものは対策も難しいです。地震に関する参考文献や動画を見ることで、有事へのリスク管理意識と創造力を養いましょう。
地震発生のメカニズム
地震には大きく2つのタイプ「海溝型地震」「内陸型地震」に分けることができます。
海溝型地震では、海側のプレートと陸側のプレートがぶつかり合い摩擦が発生し、大陸側プレートが下に潜り込むように進む海側プレートに引きずられ、大陸側プレートがこらえきれなくなったときに跳ね返り地震が発生します。
海溝型地震の特徴は、揺れの時間が長く、規模が大きい、津波が発生する可能性があります。
一方内陸地震(直下型地震)では、プレートが押されることでその内部にできた活断層の歪が解消されるときに発生します。内陸地震の特徴は、海溝型地震と比べて揺れの時間が短く、それほど大きな規模ではありません。
ただ、地下の浅いところで発生する地震のため、被害が大きくなる場合があります。
地震の起こる仕組み
参照元:http://www.seojapan.com/blog/earthquake_infographic/
地震安全対策。どうすれば地震から身を守れるのか?
事前の対策
前もって危険の可能性を認知したり事前に計画することによって地震による深刻な怪我や命の危険を減らすことができます。
家の中にある危険を点検する
- 壁や基礎部分の深い割れ目を修理する。構造上の欠陥の兆候がないかどうか専門家のアドバイスを受ける
- 絵画や鏡のような重いものは、ベッドやソファなど人が座る場所からは離して掛ける
- ガラスが散乱する恐れのある窓、鏡、絵画の周りや、転倒の恐れのある重い本棚や重い家具からは離れる
- 棚はしっかりと壁に留める
- 大きなものや重いものは棚の下の方に置く
- 欠陥のある電気コードとガス漏れの起こりやすい接続部を修理する。これらは火事の原因になる危険がある
- ビン詰食品、グラス、陶器などの壊れやすい物は、掛け金付きのキャビネットの下の方に保管する
防災用品を用意する
- 懐中電灯と換えの電池
- 電池式のポータブルラジオと換えの電池
- 応急処置用品とマニュアル
- 非常用食品と水
- 手動の缶切
- 必要な医薬品
- 現金とクレジットカード
- 丈夫な靴
家族全員が知っておくべきこと
- 地震の詳しい情報はテレビ、ラジオ、役場等から得ることができる。噂に惑わされず正しい情報を把握に努める
- 警察(110番)、消防署(119番)への連絡の仕方やいつすればいいのか、自分の住んでいる地域の避難所と避難経路を子どもに教える
- 家族全員にガス、電気、水の止め方と、いつ止めるべきかを教える
地震が起きたら
赤十字とFEMAを含む多くの専門家によると"伏せる、隠れる、つかまる"もしくは"もぐって身を守る"方法が、地震から身を守るためにもっとも安全な手段だと考えられている。
屋内
- 床に身を伏せる
- 机・テーブルなどに頭と首を隠す
- しっかりした机やテーブルの下に隠れる
- しっかりとつかまる
ベッドの中
- ベッドの中にいた場合は、そのままそこにいる。枕で頭を守る
高層ビル
- 伏せる、隠れる、つかまる。窓など危険な物から離れる
- エレベーターは使わない
屋外
- 安全に移動できる場合は開けた場所に移動する
- 電線、木、標識、建物、車など危険な物から離れる
運転中
- 道の脇に寄せてサイドブレーキを引く
- 揺れがおさまるまで車の中で待機する
- もしも送電線が車の上に落ちてきたら、専門家が電線を動かすまでは車内に留まる
救助者や専門家が伏せる、隠れる、つかまるを勧める理由
- 揺れている間に動こうとすると危険にさらされるため
- 一番の危険は、落ちてくる物や飛んでくる物であるため
- 建物の崩壊の危険性はそれほど高くないため
伏せる、隠れる、つかまるのルールが当てはまらない場合
- 補強されていないレンガ造りの建物
- 素早く外の開けた場所に移動すること
地震の後
- 電池式ラジオまたはテレビで最新の緊急情報を聞く
- 携帯電話は緊急時のみ使用する
- キャビネットは慎重に開ける、棚から落ちてくる物に気を付ける
- 被害を受けた場所には近づかない
- 沿岸部に住んでいる場合は、津波の可能性を意識する
- こぼれた薬品、漂白剤、ガゾリン、その他可燃性の液体は直ちに片付ける
- 煙突に損傷がないか全長にわたって調べる
- 怪我をした人や身動きの取れない人を助ける
- 電気・ガス・水道のチェック
世界の地震多発地域
- アメリカ大陸西海岸全域
- 南アメリカ大陸西海岸全域
- 東アジア
- 中央アジア
- 南ヨーロッパ
- オセアニア大陸
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