寿司ネタには食べる順番あり!ガリの役割とご一緒に
寿司を食べる上で知っておくと便利な8つの心得
数年前まで私はネギトロやイクラなどの軍艦巻を食べるとき、軍艦巻きを箸で持ち上げて、軍艦巻きの底に醤油を付けて食べていました。
ところがそうやって食べると寿司ネタに醤油がつけられず、ご飯に思った以上に醤油がついてしまうのが気になっていました(笑)。
そして、その食べ方が数年前のあるときから一変しました。当時付き合っていた彼女が、画期的な方法を教えてくれたおかげです。知らない人もいるかもしれないので共有します。
軍艦巻を食べるときはガリに醤油を付けて、そのガリを軍艦巻きの寿司ネタ部分になじませます。そうすることで、ご飯に醤油が付け過ぎてしまうのを防ぐことができます。もしかして、これは世の中の常識ですかね?
寿司ネタに関するトリビア
■ 歴史・文化のトリビア
- もともと寿司は「保存食」だった
東南アジア発祥の「なれずし」が原型で、魚を米と塩で発酵させて保存していた。
江戸時代に「酢飯+生魚」の形(今のにぎり寿司)が誕生。 - 「エビ」は昔は茹でて赤くして出すのが主流だった
生のエビを使う「甘エビ」や「ボタンエビ」は冷凍技術の発展で定着した比較的新しいネタ。 - マグロは昔は“下魚(げざかな)”扱いだった
江戸初期は脂っこくて嫌われていた。
現代の人気は、冷凍技術と輸送手段の発達による。
■ ネタの秘密・雑学
- 「トロ」は自然のままでは食べられなかった
昔は保存が効かず、腐りやすい部分だったため捨てられていた。
冷凍保存技術ができて初めて寿司ネタに。 - 「アナゴ」は“つめ(煮詰め)”という秘伝のタレが味の決め手
各店で代々継ぎ足して使う。老舗では数十年モノもある。 - 「タマゴ」は寿司職人の実力テスト
卵焼きの仕込み・火加減・味付けで職人の腕を見られる。
高級店では「タマゴ」だけで客がその店の力量を判断することも。
■ 海外・現代のトリビア
- 海外では「カリフォルニアロール」が寿司の入り口
アボカド・カニカマ・マヨネーズを使った巻き寿司で、1960年代にロサンゼルスで誕生。 - サーモン寿司は日本ではなく“ノルウェー発”
1980年代にノルウェー政府が日本市場開拓のために提案したのが始まり。
当時は「生サーモンなんて食べない」と拒否されたが、今や定番。
■ 豆知識いろいろ
- 「寿司の食べ方」で正しいのは?
手でも箸でもOK。
ただし、醤油はネタ側に少しつけるのが通。シャリに染みさせると崩れる。 - 「ガリ」は口直しではなく“殺菌目的”だった
昔は生魚の食中毒防止のため。今は味のリセット目的でも使われる。 - 「わさび」はネタとシャリの間に塗るのが正統派
これは香りを閉じ込めるためで、上に乗せるのは見栄え重視の現代的スタイル。
寿司屋への入店から正しい食べ方まで
寿司を食べるときに知っている便利な豆知識
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参照元:http://en.ilovecoffee.jp/posts/view/89
ネタの味を最大限に味わうための注文の順番
- まずは淡白な白身の寿司ネタから
- その後は光り物の寿司ネタを
- 徐々に味の濃い赤身の寿司ネタを
- メインディッシュに近づくにコクのあるイクラやサーモンの寿司ネタを
- そしてメインディッシュの大トロを
- 終盤に近付いてきたところでデザート代わりの玉子を
- 最後は巻き物を注文して、ごちそうさまでした
醤油のつけ方
お醤油は少しつけるだけで十分。お米につけるとボロボロこぼれてしまうので寿司ネタにつけるましょう。
※寿司ネタをはがしてお醤油につけるのはマナー違反です。
- お寿司を持ち上げて
- 寿司をコロッと転がします
- そのまま寿司ネタに醤油をちょっとつけて、ひっくり返したまま口の中へ
ガリは何意味があるの?
ガリは、口の中の魚の臭みを消してくれます。寿司を食べた後に食べるましょう。
またガリは、ガリに醤油を付けて軍艦巻きなどの寿司ネタに醤油を付けて食べるテクニックもあります。
ワサビの対処法
涙が出るほどワサビを食べてしまった場合は、口から息をせず、鼻で息をしてみましょう。ゆっくりと辛さは収まるはずです。
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