世界一のブラック企業と特徴。ホワイト労働環境な国は?
労働時間メタボ
日本は、ビジネスやテクノロジーなど、常に世界の最先端をリードする国の一つですが、その裏側には、「長時間労働」という悪しき伝統が今でも多くの会社で行われています。
日本の企業が長時間労働体質から中々抜け出すことができない理由には、主な原因として長時間働くことが業績の向上につながると考えられていることが挙げられます。しかし、実際には、長時間労働と利益に相関関係がないというデータ結果が発表されています。
またこの問題に対して近年では、国(厚生労働省)も過労死の防止や、長時間労働を削減に向けた取り組みが行われ始め、企業を監督指導する目が以前よりも厳しくなってきています。
ブラック企業とホワイト企業の定義
一般的にブラック企業とは、悪質な労働条件のもとで、社員を働かせる会社を指します。ブラック企業には、いくつかパーターンが存在し、「使い捨て型」「選別型」「無秩序型」などに分類することができます。
ブラック企業:長時間労働、低賃金、ハラスメント、労働者の権利軽視
ホワイト企業:ワークライフバランス、適切な賃金、福利厚生、労働者の健康と幸福を重視
ブラック企業の特徴
- 長時間労働が行われている
- 大量採用・大量離職が繰り返されている
- 休日が極端に少ない
- 残業代が支給されない
- パワハラ・セクハラの常態化
- 精神論がまかり通る
オランダの労働環境が先進的
オランダは、世界一労働時間が少ない国として有名ですが、その理由の1つには、残業が法律で禁止されていることが上げられます。またその他にも、労働者への待遇が手厚く整っています。
- 残業は法律で禁止
- 基本的に週休3日制
- 女性の就業率は70%。ちなみに日本は66%
- パートタイム雇用の平均時給は2000円
- ワークシェアリングの普及
- 副業を制限するルールがない
- 病気になったら無条件・無制限で休める
- 正社員とパートに待遇の差別がない
- 解雇された場合は最長で3年間、給与の70%を保証する失業保険が受けられる
オランダの一人当たりのGDPは、世界14位(日本は26位)、労働生産性は11位(日本は19位)と日本よりも優れた結果を残しています。日本もオランダのような先進的な労働環境に一日も早くなることを願っています。
🌍 世界のブラック・ホワイト企業例
🔍 国際労働基準と傾向
- 北欧諸国:労働環境が整備されており、ワークライフバランスを重視。
- アメリカ・日本:業種によっては過重労働が課題になるものの、近年はリモートワークなどの柔軟な働き方が普及。
- アジア新興国:急成長の裏で、労働者保護が追いついていないケースが散見。
🔴 ブラック企業(過去に問題視された例)
- Foxconn(中国・台湾):過酷な労働環境が一時期大きな社会問題に。
- Amazon(特定国の物流部門):配送業務での過酷な労働条件が批判されたことがある。
- KAROSHI(過労死問題で注目された日本企業):広告・IT・製造業で過重労働が問題に。
🟢 ホワイト企業(労働環境評価が高い例)
- Google(米国):福利厚生・労働環境の充実で知られる。
- Salesforce(米国):社員満足度やワークライフバランスで高評価。
- SAP(ドイツ):柔軟な働き方やダイバーシティ推進が進んでいる。
🗺️ 国レベルでの労働環境
🌑 ブラック労働環境が問題視される国(ILOなどの報告に基づく)
- バングラデシュ:縫製産業での劣悪な労働環境が問題視。
- インド:児童労働や非正規労働者の過酷な環境が課題。
- 中国(一部地域):製造業での長時間労働や低賃金が報告される。
☀️ ホワイト労働環境で評価が高い国(OECD Better Life Indexなど参照)
- デンマーク:ワークライフバランスと労働者の権利が世界トップクラス。
- オランダ:週平均労働時間が短く、生産性は高水準。
- フィンランド:有給休暇取得率が高く、労働者の幸福度が非常に高い。
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参照元:http://www.recruit.jp/meet_recruit/2015/02/dt04.html
メタボの特徴1
「遅くまでやってるね、今は何をしてるの?」
・部下の仕事の中身を実はよく知らない
メタボの特徴2
「いつも遅くまでごくろうさま!」
・遅くまで残業する部下を励まし労う
メタボの特徴3
「全員に聞いてほしいことがある!」
・自分の都合のために会議を増やす
メタボの特徴4
「とりあえず自由にやってみて!」
・任せた仕事はやりたいようにやらせる
メタボの特徴5
「死ぬほど働けば、見えてくるもんがある!」
・修羅場をくぐらないと成長しないと思っている
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