写真撮影前の掛け声は世界共通。国ごとに違う呼び方がおもしろい
世界の写真撮影時の掛け声事情
集合写真を撮るときの掛け声は、それぞれの国ごとに特徴があるって知っていましたか。
韓国では写真を撮るときの掛け声は「キムチ」、メキシコでは「テキーラ」と呼ばれていて、その国を連想する言葉が撮影時の掛け声になっています。
またトルコやタイ、オーストラリアなどでは、「3」「2」「1」と数字のカウントが撮影時のの掛け声になっています。
私が中学校や高校の卒業アルバムの写真を撮られたとき、プロのカメラマンの方が教えてくれた「自然に笑った写真が撮れる方法」を紹介します。
その方法は、被写体が「い」の段で終わる言葉の声を出しながら撮影すると、とても素敵な写真が残せます。何でも私達は「い」の発音をしたときに、口角が上がりやすくなり、自然と笑ったような顔つきになっているとのこと。
おすすめの掛け声は「はい、チーズ」でしょうか。
ちなみに「はい、チーズ」は、1963年放送の雪印乳業のチーズのCMが流行らせたとか。半世紀以上たっても使われている「はい、チーズ」は、もはや神です。
「はい、チーズ」でのシャッターのタイミングは、「チー」のタイミングです。「ズ」で撮影してしまうと、「い」の段ではないので、笑顔の写真が取れなくなってしまうので覚えておいてください。
写真撮影時の掛け声はどこがはじまり?
一つの説では、初期のカメラのシャッター速度が遅かったため、被写体が笑顔で自然なポーズをとるために、言葉を発する時間が必要だったとされています。このため、写真を撮る前に「チーズ」などの言葉を発する習慣が生まれたとか。
また、20世紀初頭にはアメリカで「say prunes(プルーンを言って)」という言葉を使うことがあったとも言われています。これは「プルーン」の発音が笑顔を作るために適しているとされたためです。
他にも地域や文化ごとに異なる掛け声が広まっていったと考えられています。写真撮影が普及していく過程で、人々が自然な笑顔やポーズを作るために様々な言葉やフレーズを使い始めたと思われます。
総じて、写真撮影時の掛け声の起源は特定されていないものの、写真撮影が普及するにつれてさまざまな掛け声が生まれ、地域や文化に影響を与えて広まったと考えられています。
東京ディスニーランド ファンキャスト橋本さん
世界の「はい チーズ」ガイドマップ
インフォグラフィックから読み解く
インフォグラフィックはクリックすると拡大できます
参照元:http://www.asukanet.co.jp/main/photo/infog_08.html
- アメリカ:Say cheese(セイ、チーズ)
- メキシコ:Tequila(テキーラ)
- ブラジル:X(シース)
※意味:シースの発音がチーズに似ている - ドイツ:Spaghetti(スパゲッティ)
- フランス:Ouististi(ウィスティティ)
※意味:キヌザル:猿の一種 - スペイン:Patatas(パタタス)
※意味:ジャガイモ - イタリア:Famiglia(ファミリア)
※意味:家族 - トルコ:1.2.3.(ビル、イキ、ウッチュ)
- ロシア:スイール
※意味:チーズ - 中国:一ニ三 茄子(イー、アー、サン、チエズ)
- 韓国:キムチ
- 台湾:西瓜甜不甜(シーグワティエンプーティエン)
※意味:西瓜は甘いか、甘くないか? - タイ:1.2.3(ヌーン、ソーン、サーン)
- インド:Paneer(パニール)
※意味:チーズ - オーストラリア3.2.1(スリー、ツー、ワン)
世界の「はい、チーズ」
世界の写真を撮る際の掛け声「はい、チーズ」を調査し、その国ごとに諸説ある中から特徴あるものを、また訪日外国人の多い国をピックアップしています。
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