コーヒーが好きな国はヨーロッパに集約。消費量トップの国の意外な理由

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ルクセンブルクでコーヒー消費量が高い理由

世界的に見てコーヒー消費エリアは、ヨーロッパが圧倒的に高いです。ランキングBEST10のうち、9ヶ国がランクインしています。ランキング1位のルクセンブルクは、1日約7.5杯飲む計算に。

しかし調べてみると、ルクセンブルクの人が、たくさんコーヒーを飲んでいるわけではないことがわかりました。

その理由は、ルクセンブルクは税率が低いため、近隣諸国のコーヒー好きの人たちがルクセンブルクでコーヒーを大量に買っているからだそうです。日本のような島国では考えづらい、国境がらみの裏事情があるなんておもしろい。

だとすると、その影響を考量した場合の本当の(自国)コーヒー消費量ランキングは、フィンランドが1位になるかんじでしょうか(笑)。

日本にも店舗を構えている、ロバーツコーヒーはフィンランドを代表するコーヒーショップ。カフェオレやカプチーノなどの飲み方は、カフェで特別なときだけ。普段はペーパードリップ式のコーヒーメーカーでシンプルに淹れて飲むそうです。

世界のコーヒー10ヶ国の飲み方

  1. カフェ・ボンボン(スペイン)
    加糖コンデンスミルク入りのエスプレッソ。普通のミルクと甘いコンデンスミルクを半々で合わせると、レチェ・イ・レチェに。
  2. エッグコーヒー(ベトナム)
    卵の黄身とコンデンスミルク(練乳)、砂糖をふわっふわになるまで泡立て、熱いコーヒーの上にのせて完成。それはまるでティラミスのような濃厚な味わいに。
  3. カフェオスト(フィンランド)
    カップの底にチーズを角切りにして、その上からコーヒーを注いで完成。コーヒーを飲んだ後、スプーンでチーズをすくって食べる。
  4. カフェ・デ・ゼビス(モロッコ)
    ゴマ、ブラックペッパー、ナツメグなどのスパイスをコーヒー豆に混ぜて挽き、淹れれば完成。薫り高くスパイシーな味。
  5. カフェ・ラグリマ(アルゼンチン)
    泡立てたミルクをカップいっぱいに注ぎ、一滴のコーヒーを垂らしたら完成。アルゼンチン人以外にはコーヒーに感じません。
  6. トルコ・コーヒー(トルコ)
    水から煮立てて、上澄みだけを飲む濃厚なコーヒー。2013年にユネスコの無形文化財に認定。
  7. ファリザール(ドイツ)
    ラムとホイップクリーム入りコーヒー。
  8. エスプレッソ・ロマーノ(イタリア)
    レモンのスライス入りのエスプレッソ。
  9. カフェ・デ・オラ(メキシコ)
    シナモンとピロンシーヨ(砂糖の塊)を入れて、陶器の容器で飲む伝統的なコーヒー。
  10. 缶コーヒー(日本)
    持ち運びに便利な缶コーヒーは、ヨーロッパにはあまり知られていません。

メリタのコーヒードリッパーが凄い

世界のコーヒー消費量

参照元:http://tg.tripadvisor.jp/coffee/

世界のコーヒー消費量

世界コーヒー消費量ランキング(1人あたりの1日の杯数)

  1. ルクセンブルク:1年間で2844杯:1日に換算すると約7.8杯
  2. フィンランド:1年間で1212杯:1日に換算すると約3.3杯
  3. デンマーク:1年間で946杯:1日に換算すると約2.6杯
  4. ノルウェー:1年間で921杯:1日に換算すると約2.5杯
  5. スイス:1年間で799杯:1日に換算すると約2.2杯
  6. スウェーデン:1年間で789杯:1日に換算すると約2.2杯
  7. ドイツ:1年間で679杯:1日に換算すると約1.7杯
  8. オーストリア:1年間で646杯:1日に換算すると約1.8杯
  9. カナダ:1年間で635杯:1日に換算すると約1.7杯
  10. スロベニア:1年間で606杯:1日に換算すると約1.7杯

※ちなみに日本30位:1年間340杯:1日に換算すると約0.9杯

コーヒーの抽出方法

<ドリップ式抽出>

  • コーヒー:コーヒー 100%
  • カフェオレ:コーヒー 50%、ミルク:50%

<エスプレッソ式抽出>

  • エスプレッソ:エスプレッソ 100%
  • カフェラテ:スチームミルク 80%、エスプレッソ 20%
  • カフェアメリカ―ノ:お湯 80%、エスプレッソ 20%
  • カプチーノ:フォームミルク 40%、スチームミルク 30%、エスプレッソ 30% ※シナモン
  • カフェマキアート:スチームミルク 40%、エスプレッソ 60%
  • カフェモカ:モカ(チョコレート)シロップ 10%、スチームミルク 70%、エスプレッソ 20%

Posted by webclim1109