スキー&スノーボード競技人口が激減。ピーク時の半分以下に減少

スポーツ,歴史・沿革日本の今と昔

バブル世代の青春 スキー&スノボの今昔

スキー&スノボのシーズンになると、雪が早く降ってくれないかな思うのは私だけではないと思います。特にスキー場を経営されている方などは切実です。

このインフォグラフィックを見てウィンタースポーツの競技人口の減少も気になりますが、スキー人口の減少とインターネットや携帯電話の普及のタイミングも気になります。

インターネットの普及で、時間とお金の使い方が変わってきたのかもしれません。

スキー人口の推移

日本のスキーの競技人口は、1980年代から1990年代にかけて急速に増加しました。当時、スキーの普及が進み、多くの人々がスキーリゾートを訪れていました。

スキー人口は、1993年の1800万人弱がピークでした。

その後、2000年代以降は競技人口がやや減少傾向にあります。これは、少子化や他の冬季スポーツの人気上昇、都市部の交通インフラの発展により、スキーへの関心が減少したことが要因として挙げられます。

スキー人口の減少は、2007年の600万人弱で下げ止まったようです。しかし、ピーク時の三分の一まで減ってしまったことで、多くのスキー場が閉鎖されてしまったようです。

スノーボード人口の推移

スノーボードは1980年代から1990年代にかけて日本で急速に人気が高まりました。特に若者を中心に、スノーボードが大変なブームとなりました。その後も、スノーボードの競技人口は比較的安定しており、若者を中心に人気が続いています。

スキー人口減少の底打ちが見えましたが、スノボ人口は2002年の約550万人をピークに下がり続けています。
※インフォグラフィックでは確認できませんが、2020年のスノボの競技人口は430万

そんなスノボの暗いニュースを吹き飛ばすかのように、2014年ソチオリンピックで日本人スノボトップライダーの平野歩夢さん、平岡卓さんたちが世界の舞台でメダルを取りました。

スノードボード界のスーパースター平野歩夢

スノーボード選手の平野歩夢(Ayumu Hirano)は、日本を代表するスノーボード競技選手の一人です。彼はハーフパイプ競技で特に優れた才能を持ち、数々の大会で活躍しています。

平野は1998年生まれで、若干ながらも国際的なスノーボード競技の舞台で早くから成功を収めました。

彼のは、2014年ソチオリンピックと2018年の平昌オリンピックでの銀メダル獲得しました。ハーフパイプ競技において、彼は圧倒的な技術とスタイルで競技界において一目置かれる存在となりました。

自身3度目のオリンピックである2022年の北京オリンピックでは、スノーボード男子ハーフパイプ競技で念願の金メダルを獲得しました。

また平野は、オリンピックだけでなく世界的な大会やXGamesでも注目されています。彼は2018年と2019年のXGamesでハーフパイプ競技で金メダルを獲得し、その他の大会でも上位に食い込むなど、安定した成績を収めています。

平野の特徴的なスタイルと驚異的な技術は、スノーボード界において大きな影響を与えています。彼の成功は、日本のスノーボード競技の発展と人気の向上に大きく貢献し続けています。

スキー&スノーボードの復活のカギは外国人

魅力的な施設と設備の整備

スキー場の施設や設備を改善し、快適で魅力的な環境を提供することが重要です。リフトやゴンドラの近代化、トレイルの整備、レストランや宿泊施設の充実など、訪れる人が快適に過ごせる環境を整えましょう。

多様なコンテンツとイベントの提供

単なるスキーやスノーボードだけでなく、さまざまなエンターテイメントやアクティビティを提供することで、多様な層の人々にアピールします。

例えば、スノーパークやスノータビーンズ、夜間滑走イベント、音楽ライブなど、楽しめる要素を充実させましょう。

地域との連携と地元の魅力の発信

スキー場は地域との連携を図り、地元の特産品や観光資源を活用したコラボレーションやイベントを開催することで、地元の魅力を発信します。また、地元の文化や伝統に触れる体験プログラムなども提供すると良いでしょう。

スノースポーツの普及と教育

スキー場内でのスノースポーツの普及やスキー・スノーボード教室の充実を図り、初心者や子供たちを含む幅広い層にスノースポーツの魅力を伝えましょう。安全な滑走環境や上手な指導体制を整えることも重要です。

インターネットとSNSの活用

インターネットとソーシャルメディアの活用は、広範な人々に情報を発信し、スキー場の魅力を広めるために欠かせません。ウェブやSNSの充実、オンライン予約システムの導入など、デジタルマーケティングの活動を強化しましょう。

近年のゲレンデには、外国人が多く見受けられます。ネットやSNSでもっとうまく利用することで、今よりも集客することが可能だといわれています。

(五輪金メダリスト)平野歩夢の生い立ちが壮絶すぎる

インフォグラフィック:スキー&スノーボード競技人口が激減。ピーク時の半分以下に減少
バブル世代の青春 スキー&スノボの今昔

参照元:http://www.insweb.co.jp/research/report/ski-infographic.html

バブル世代の青春 スキー&スノボの今昔

スキー人口の減少とインターネットの普及のタイミングはほぼ同じ。時間とお金の使い方が変化した可能性も考えれる。

スキー&スノーボードの人口推移

<スキー人口推移>

  • 1983年:約1000万人
  • 1987年:約1200万人:「私をスキーに連れてって」テレビ放送
  • 1993年:約1800万人弱:ザウスOPEN
  • 2002年:約1100万人:ザウス閉鎖
  • 2007年:600万人弱

<スノーボード人口>

  • 1991年:約300万人
  • 2002年:約550万人
  • 2012年:約250万人

バブル世代(40代・50台)に聞いた スキー・スノーボードの事情

初めてスキー・スノーボードに行ったのは?

→1982年ごろ

スキー・スノーボード経験率

→スキー:76% スノーボード:14% 両方無し:22%

恋人とスキー・スノーボードに行った経験

→ある:61%

最後にスキー・スノーボードに行ったのは?

→1999年ごろ

ゲレンデで聞いた思い出の曲 BEST3

  1. ロマンスの神様/広瀬香美:29.7%
  2. 恋人がサンタクロース/松任谷由美:20.9%
  3. サーフ天国、スキー天国/松任谷由美:8.9%

スキー・スノーボード経験はあるが、最近5年以内は行っていない

→46%

今後スキー・スノーボードに行きたいか

  1. 機会があれば生きたい:56%
  2. 行きたいとは思わない:39%
  3. 機会を作って必ず行きたい:5%

スキー・スノーボードに行かなくなった理由

  1. 仕事が忙しくなった:19%
  2. 体力が衰えた:16%
  3. 一緒に行く人がいなくなった:14%

行きたいスキー場の条件

  1. 交通手段が便利:53%
  2. 温泉がある:43%
  3. 雪の質や星が良い:37%

スキー・スノーボードに 誰と行きたいか

  1. 自分の子ども:35%
  2. 妻・夫:27%
  3. 友人:20%

Posted by webclim1109