プロ野球選手を目指す育成選手制度。ライバルは中堅やベテラン?

育成選手制度

2005年のオフに導入された「育成選手制度」の目的は、プロ野球選手の裾野を広げるため。2015年でちょうど10年を迎え、一つの節目をむかえますが、その効果は出ているのでしょうか。

導入のきっかけは、日本社会の不況により社会人野球の廃部。チームの減少は野球選手の減少に直結すると考えたNPBは、将来有望な若者に多くのチャンスを与え、各チーム内で「育成」ができるようになりました。

育成選手の制約の一部

  • 1軍戦出場不可
  • 背番号原則3ケタ
  • 年俸240万円(支度金300万円)
  • 契約期間3年まで

ただ蓋を開けてみると、10年間で341人のうちの約半数近くが「自由契約から育成選手として再契約した選手(元支配下選手)」と「同一球団5人目以降の外国人選手」が占めてしまっている現状を見るといかがなものかと・・・。

また育成ドラフト出身者の山口鉄也、松本哲也が08年、09年と新人王を受賞するようなシンデレラストーリーも存在するが、支配下選手の育成再契約戦略。その戦略には3パターンがあり、戦力外一歩手前の「ラストチャンス枠」、他チームに移籍した場合に多く見られる「リベンジ枠」、最後が「リハビリ枠」。1軍での実績を持つ中堅、ベテラン選手が「育成選手制度」の中で過ごすのは目的が違うのでは・・・。

育成制度によってプロ野球入りのチャンスを得た選手がいることは事実ですが、本来の目的から少しぶてれいるのではないでしょうか。ベテランの技術を盗む場所でもあるという意見もありますが、育成選手の割合は再検討してもいいのではないでしょうか。あなたは一野球ファンとしてどう思いますか。

育成選手統一契約書

支配下選手登録をめざし、球団に所属し、球団の指導を受け野球の技術、能力および品位あるマナーの養成等の一層の向上を目的にプロ野球選手として育成を受ける者。

インフォグラフィック:プロ野球選手を目指す育成選手制度。ライバルは中堅やベテラン?

育成選手制度

参照元:http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201512130001-spnavi


10年の節目をむかえた育成選手制度

育成選手内訳

  • 育成ドラフト入団選手:178人
  • 支配下経験者:105人
  • 外国人選手:58人

※ 合計341人

育成ドラフト新入団選手(年度別育成選手在籍数)

  • 2006年:5人
  • 2007年:12人
  • 2008年:15人
  • 2009年:26人
  • 2010年:16人
  • 2011年:29人
  • 2012年:26人
  • 2013年:13人
  • 2014年:13人
  • 2015年:22人

新規育成契約選手(年度別育成選手在籍数)

  • 2006年:2人
  • 2007年:6人
  • 2008年:4人
  • 2009年:2人
  • 2010年:7人
  • 2011年:18人
  • 2012年:17人
  • 2013年:14人
  • 2014年:15人
  • 2015年:20人

支配下登録割合

  • 育成ドラフト入団選手:57人/178人
  • 支配下経験者:36人/105人
  • 外国人選手:19人/58人