キッチンの歴史は40年!生活の豊かさで変わった昔と今の台所事情

歴史・沿革モノの進化

食事の進化はキッチンのおかげ!?

火の元は、薪から炭、灯油、LPガスと進化してきました。しかしキッチンは、この世に誕生してからまだ半世紀も経っていません。

なんとキッチンが日本に誕生したのは1974年。それまでキッチンと呼ばれるものは、存在していませんでした。一番近しいものは、昭和31年(1956年)に公団晴海団地のダイニングキッチンに設置されたステンレスの流し台でした。

当時は、コンクリート製のものや木製に亜鉛を張ったものを利用していたため、ステンレスの流し台はキッチンへの大きな前進でした。生まれたときからキッチンがあった世代は、信じられないかもしれません。

インフォグラフィックでは、キッチンの歴史とその特徴を種類別にわかりやすくまとめてあります。

ちなみに女性の憧れのキッチンレイアウトは、アイランドキッチンです。アイランドキッチンは値段が高めで、設置場所も広めのスペースが必要です。私たち男性は、夢を叶えるためにこれからも頑張らないといけませんね(笑)。

キッチンの進化で料理が変わった!

キッチンの進化は料理に大きな影響を与えてきました。時代とともに、キッチンの技術や設備、調理器具の改良、そして食材の供給や保存方法の進化などが料理のスタイルや味、効率に影響を与えてきました。

キッチンの進化は料理の多様性を増し、健康的な食事がより手軽に実現できるようになりました。健康志向が高まることで、よりバランスの取れた食事を摂ることができ、食事の満足度や健康状態の向上にもつながっています。

1.調理器具の改良

時代とともに、調理器具はより効率的で使いやすくなりました。火を使った調理からガスコンロや電気コンロ、マイクロウェーブ、オーブン、調理ロボットなど、多様な調理器具が登場しました。

これにより、より多様な料理が簡単に調理できるようになりました。

2.食材の供給と保存方法

キッチンの進化により、食材の供給が改善され、季節による制約が減りました。また、冷蔵庫や冷凍技術の進化により、食材の保存が容易になり、長期保存が可能になりました。

これにより、新鮮な食材をより長く利用できるようになり、多様な食材を使った料理が増えました。

3.国際交流と文化の融合

グローバル化の進展により、さまざまな文化や料理の交流が進みました。これにより、世界各地の料理の要素が取り入れられ、新しい料理のスタイルや組み合わせが生まれました。

多様性が増すことで、料理の選択肢が広がり、さまざまな味を楽しむことができるようになりました。

4.調理法の進化

キッチンの進化は、調理法にも影響を与えました。例えば、圧力鍋やスロークッカーなどの調理器具の登場により、より手軽に煮込み料理やスープが作れるようになりました。

またインスタント食品や調味料の進化により、簡単に早く料理ができるようになった一方、伝統的な手作り料理の価値も再評価されています。

5.健康志向の増加

近年は健健康志向の増加により、キッチンの進化はより健康的な料理への転換を促しました。焼く、蒸す、煮るなど、ヘルシーな調理方法がより広まりました。

ヘルシーな調理方法の普及:焼く、蒸す、煮るなど、ヘルシーな調理方法がより広まりました。油を使わない調理器具や、低カロリーな調味料、健康的な食材の組み合わせがより重視されるようになりました。

ベジタリアンやビーガンの料理の普及:植物ベースの食事スタイルが世界的に広がり、キッチンの進化はそれに対応しました。肉や乳製品の代わりに、豆類、ナッツ、種実類、穀物などの植物性食材を使った料理が増えました。

オーガニック食材の利用:農薬や化学肥料を使用せずに栽培されたオーガニック食材の需要が高まり、キッチンではより健康的で持続可能な食材の利用が進みました。

フードテクノロジーの進展:食品加工技術の進化により、健康的な食品の選択肢が増えました。例えば、代替肉製品や植物性プロテイン製品、グルテンフリーなどの特殊な食品が開発され、健康志向の人々に向けた料理の幅が広がっています。

オシャレなキッチンツアー

インフォグラフィック:キッチンの歴史は40年!生活の豊かさで変わった昔と今の台所事情
キッチンの歴史と今 キッチンは豊かさの象徴

参照元:http://recasa.jp/livingraphics/lg_20140805/

キッチンの歴史と今 キッチンは豊かさの象徴

江戸時代~昭和30年頃

井戸から澄んだ水を使用し、火の燃料は主に薪。
時代とともに炭→練炭→灯油と変遷した。

昭和34年以降

工場の大量生産が可能になり、「プレスステンレス式流し台(KJ流し台)」が登場。
家庭用の燃料としてLPガスも普及し始める。

昭和49年~現代

昭和49年から「優良住宅部品認定流し台(BL流し台)」が導入。
現代では品質・安全の見直しを続けながら共有拡大され、I型、アイランド型などその仕様も多岐にわたっている。

キッチンレイアウト一覧

L型キッチン

壁伝いにL型配置したレイアウト。
費用:★★ 便利さ:★★:デザイン:★

  • ○ 導線が少ないため、洗い物をしながら鍋の中身をチェックでき、効率よく動ける。
  • ○ コーナー部分を工夫すると調理・収納スペースもたっぷり取れる。
  • × 使い方によってはコーナーがデッドスペース化。

アイランドキッチン

シンクやコンロが独立して「島」のように配置されたキッチン。
費用:★★★ 便利さ:★★:デザイン:★★★

  • ○ 見栄えがよく、360度回りこめるため、ホームパーティなどに適している。
  • ○ 家族とのコミュニケーションがとりやすい。
  • × 十分なスペースが無いと非常に圧迫感を感じる。構造によっては設置が難しい場合も。

対面型キッチン

リビング・ダイニングに向かって開放設置したキッチン。
費用:★★ 便利さ:★★:デザイン:★★

  • ○ 家族とコミュニケーションをしながら調理できる。
  • ○ バーカウンター風にしたり、背面に収納を配置するなどカスタマイズ性が高い。
  • × 構造によってはキッチンが丸見えに。工事にはある程度スペースが必要。

I型キッチン

キッチンセットを一列に並べたスタンダード。
費用:★ 便利さ:★:デザイン:★

  • ○ 省スペースで価格もリーズナブル。交換工事も比較的容易。
  • ○ キッチンをコンパクトにおさめられる。
  • × キッチン内が丸見え。キッチン幅を長くすると導線が増えて使いにくくなることも。

キッチン選びのポイント

「シンクの中心」「加熱調理機器の中心」「冷蔵庫の中心」を頂点とする三角形「ワークトライアングル」の書く距離が適切にとれたキッチンを選ぶと、作業動線が小さくなり、効率的なキッチンになる。

Posted by webclim1109