世界最古のジーパンは1200万円!?ジーンズの起源と色落ちの歴史

日本のジーンズの歴史

日本でのジーンズの歴史は1905年からですが、実際に私達消費者に出回るようになったのは1960年代からのようです。

今では私たちの生活に必要不可欠な日常アイテムになっていますが、「関東大震災支援物資」「米軍放出品」「規制緩和」によりジーンズが普及していったことを知っている人は少ないかもしれません。

そんな日本に普及したジーンズは、今JAPANジーンズとして世界中で相当な人気を誇っています。ある海外投稿サイトのランキングでは、「サムライジーンズ」「ストライクゴールド」「ピュアブルージャパン」「エターナル」「スカルジーンズ」「アイアンハート」とBEST10のうち6つもランクイン。

また近年のジーンズトピックでは、2011年10月13日に1866年にでた伝説のジーンズが、米サンフランシスコのリーバイ・ストラウス本社から運ばれて日本で初めて一般公開されました。ジーンズのモデルは、リーバイス「XX c.1879」。その価値は、約1200万円だそうです・・・。ちょっと高すぎますよね(笑)。

ジーンズを直すプロフェッショナル!スゴイです。

インフォグラフィック:世界最古のジーパンは1200万円!?ジーンズの起源と色落ちの歴史

日本のジーンズの歴史

参照元:http://www.ykksnap.co.jp/products/infographics/history-of-jeans.html


日本のジーンズ事情

ジーンズの歴史

<ジーンズのはじまり>

  • 19世紀:フランス南部のニーム地方からアメリカに輸入された「Serge で Nimes(セルジュ・ドゥ・ニーム)」が「デニム」の語源。直訳すると「ニーム地方のサージ織」で、その丈夫さがアメリカで評判となった。
  • 1853年:カリフォルニア・ゴールドラッシュで集まった労働者は過酷な作業に耐える衣服を求めていた。その要望に応え、リーヴァイ・ストラウスがデニム生地のオーバーオールを開発した。
  • 1870年:ヤコブがリベットを採用しリーバイ社へ特許申請と生産を依頼。生成りではなくブルーインディゴ染料で染めた現在のブルーデニムの原型が誕生した。
  • 1900年代:当時人気の映画カウボーイが着こなしていたジーンズがアメリカ全で流行。労働着ではなく、ファッションとして定着した。

<LEVI’S JAPAN>

  • 1905年:リーバイスが日本で外国商標を登録する。
  • 1923年:関東大震災支援物資の中にジーンズがあり、「香港ズボン」と呼ばれる。
  • 1945‐1950年代:終戦後の闇市で、ジーンズが米軍放出品として売られていた。
  • 1960年代:規制緩和により本格的にジーンズが輸入が始まる。新品を一度洗ってから出荷するウォッシュ加工製品が世界で初めて販売される。
    岡山で日本製ジーンズも作られるようになり、1967年にはデパートで初めてジーンズが売られるようになる。
  • 1970年代:学生運動ヒッピー・ファッションブーム。男性だけでなく女性も含めて学生が好んでジーンズを愛用し、「若者」の象徴に。
    ほとんどすべての素材を国内で生産できるようになる。(デニム生地やファスナー、リベット、ミシンなど)
  • 1980年代:カラーパンツやペダル、スリムが流行。ケミカルデニムブーム。
  • 1990年代:前半は、素材にレーヨンを使ったソフトジーンズが流行。後半は古着ブームにより、ビンテージデニムの楽しさを日本人が初めて発見する。新品をビンテージ風に加工する技術も発展。
  • 2000年代:デパートインポートジーンズ売り場がブーム。女性のスタイルを強調するブーツカットやローライズが流行。
  • 2010年代:保湿機能や、ストレッチ等様々な機能のある素材を用いたデニムが人気。また、超安価ジーンズも登場。

ジーンズ協議会加盟社のジーンズ生産数量推移

  • 1971年:17000着
  • 1981年:61000着
  • 1991年80318着
  • 2001年:83750着
  • 2005年:83652着
  • 2006年:80974着
  • 2007年:73849着
  • 2008年:65782着
  • 2009年:60202着
  • 2010年:54737着
  • 2011年:56234着

ジャパン・クオリティ

糊剤で硬くゴワゴワの上、水洗いにより縮むためサイズが安定しない新品の輸入ジーンズ。そのままでは商品として日本で受け入れられなかったため、日本人は「ジーンズの加工販売」を初めて商品化した。

  • 色の感性
    江戸時代、農民、漁師、職人、火消しなど殺菌、消臭、防虫、耐火性のある機能的な藍染を作務衣(サムエ)として愛用した。
    明治時代に来日したイギリス人が「Japan Blue」と称したほど、青色に対しての感性が非常に豊か。
  • 絶妙な色落ち
    意図を染めたときにわざと中側を染めずに白く残した「芯白」という手法の染色技術が高い。
    藍染の技術からくる繊細な作業ノウハウが生かされており、色むらや色落ちのセンスが良いと言われている。
  • 機能素材
    ストレッチ、発汗、クール体感等様々な機能のある素材を用いたデニム開発。海外でも注目されている。
  • 洗い加工
    生産段階で加工を加える手法のほとんどは、イタリアやイギリスの手法を応用し、日本でさらに発展した。

日本の色落ちジーンズの歴史

  • 1970年:ウォッシュ
    常温の水に浸してわざとバリバリ感を残したり、お湯で洗うだけでなく柔軟剤をいれたりもする。
  • 1975年代:フェード・ブリーチ
    酸化剤や還元剤を使って脱色する。フェードは少しだけ、ブリーチは淡色まで脱色する。
    1980年代:モンキーウォッシュ
    膝とおしりの部分をサンドペーパー等でこすり、中古感を出す加工。ひげのようなしわを作ることもできる。
  • 1982年代:ストーンウォッシュ
    小石と一緒に洗濯機で洗うことで自然な着古し感をスピーディーに演出できる。
    1986年代:ケミカルウォッシュ
    インディゴ染料を真っ白に部分ブリーチする方法で、一時期世界中で流行した。
  • 1987年:サブレサンドブラスト
    研磨用金鋼砂を高圧空気で吹き付け、その部分を白くする加工。現在も手作業が多い。
  • 1988年:バイオウォッシュ
    セルロース分解酵素でジーンズの繊維の一部を分解し、上品なストーンウォッシュの効果が得られる。

日本のジーンズ主な工場

もともと綿花作りが盛んだった児島・井原・福山(三備地区)はジーンズ産地として有名。日本のジーンズ生産技術は、現在ではOEMとして輸出されるなど業界でも注目が高く、海外ブランドが勉強に来るほど。

現在、海外のファストファッションの流行から低価格ジーンズが受け入れられている一方で、日本の技術力も世界の注目を得ている。